c 2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Vast/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures
監督:エリック・ポッペ
製作:ピーター・ガーデン
製作総指揮ヘンリク・ツェイン
出演:
イェスパー・クリステンセン:ホーコン7世
アンドレス・バース:オラフ
モ・クリスティアンセン
カール・マルコビクス:クルト・ブロイアー
カタリーナ・シュトラー:アンネリーゼ・ブロイアー
ツバ・ノボトニー:マッタ
第二次世界大戦時の1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領されていく。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否した。ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れるが、ヒトラーの命を受けたドイツ公使は、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けるように、最後通告をつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られるが、家族と離ればなれになっても、ナチスに抵抗することを選んだ。
ナチスドイツに抵抗を続けることは、北欧の小国ノルウェーにとって国の滅亡にも繋がりかねない。歴史に残る重大な決断を下した国王ホーコン7世の運命の3日間を描く。本国ノルウェーで3週連続1位の大ヒットを記録し、アカデミー外国語映画賞ノルウェー代表作品にも選出された。
ホーコン7世(1872-1957)は、デンマーク国王フレゼリク8世とルイーセ妃の次男。1905年にノルウェーがスウェーデンとの同君連合を解消して独立した時、国民投票によりノルウェー国王に即位。日本との縁も深く、八甲田雪中行軍遭難事件のお見舞いとして、1909年に明治天皇にスキー板を贈呈し、日本とノルウェーのスキー交流が始まったという。
ナチスドイツに関わることは映画でたくさん描かれてきたが、ノルウェーの 状況を描いた作品を観たのは初めてだった。ナチスに抵抗したということで絶賛はされたけど、そのおかげで戦争が長引いたというのは否めない。その間、国王は国外にいたというのが気になる(暁)。
配給:アット エンタテインメント 後援:ノルウェー王国大使館
c 2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Vast/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures