2018年11月24日

恐怖の報酬(オリジナル完全版)(原題:Sorcerer)

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監督:ウィリアム・フリードキン
原作:ジョルジュ・アルノー
脚本:ウォロン・グリーン
撮影:ジョン・M・スティーブンス
音楽:タンジェリン・ドリーム
出演:ロイ・シャイダー、ブルーノ・クレメル、フランシスコ・ラバル、アミドゥー、ラモン・ビエリ、ピーター・カペル、カール・ジョンほか

南米の小国、ポルヴェニールの油田で大火災が発生する。祖国を追われ、この熱帯の地に流れてきたニーロ(フランシスコ・ラバル)、カッセム(アミドゥー)、マンゾン(ブルーノ・クレメル)、スキャンロン(ロイ・シャイダー)の4人は、生き地獄のようなこの地を離れるため、それぞれ1万ドルの「報酬」と引き換えに、消火用のニトログリセリンの運搬を請け負う。4人は2台のトラックに分乗して旅立ったが、火災現場までの300キロにはさまざまな危険が待っていた。

1952年に公開されたイブ・モンタン主演、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の同名フランス映画をウィリアム・フリードキンが1977年にリメイク。日本では監督に無断で30分カットされた短縮版が公開された。それを監督が2013年に4Kデジタル修復。オリジナル完全版が日本で公開されることとなった。
ヒヤヒヤする場面の連続だが、最大の危機は吹き荒れる嵐の中、崩壊寸前の吊り橋をトラックで渡るシーン。撮影もかなり苦労と危険を伴ったことだろう。下手なホラーより怖い。危険を1つ1つ乗り切ることでバラバラだった4人に信頼関係が生まれる。表情も穏やかになっていく。しかし、危険は自然だけではなかった。因果応報とはこのことである。(堀)


1977年/アメリカ/テクニカラー/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/121分
配給:コピアポア・フィルム
(C) MCMLXXVII by FILM PROPERTIES INTERNATIONAL N.V. All rights reserved.
http://sorcerer2018.com/
★2018年11月24日(土)公開
posted by shiraishi at 02:25| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イット・カムズ・アット・ナイト(原題:It Comes at Night)

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監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ
撮影:ドリュー・ダニエルズ
音楽:ブライアン・マコンバー
出演:ジョエル・エドガートン、クリストファー・アボット、カルメン・イジョゴ、ケルビン・ハリソン・ジュニア、ライリー・キーオほか

父ポール(ジョエル・エドガートン)、母サラ(カルメン・イジョゴ)、17歳の息子トラヴィス(ケルビン・ハリソン・ジュニア)の3人は夜にやってくる“それ”の感染に怯えながら森の奥深く、ひっそりと暮らしていた。そこにウィル(クリストファー・アボット)と名乗る男とその家族が、助けを求めてやって来た。ポールは“それ”の侵入を防ぐため「夜、入口の赤いドアは常にロックする」というこの家のルールに従うことを条件に、ウィル一家を受け入れる。交流が増えるにつれ、互いに心を開き、上手く回り始めたかに思えた共同生活だったが、ある夜、赤いドアが開け放たれていたことが発覚。互いへの猜疑心と、迫り来る“それ”への恐怖が、少しずつ2家族の本性を露にし、疑心暗鬼に陥った彼らは、予想だにしない結末へと突き進んでいく―

受け入れた若い家族との穏やかな時間はつかの間。疑念が悲劇の引き金となる。その疑念は二つの家族を分けただけだろうか。自分の家族を守るという強い使命感によって生きてきたポールにとって、家族以外の人間や世界のことは頭にない。外部はすべて脅威。では家族とは? ラストで向き合う家族会議の明らかにされない議題を考えると背筋が凍る。
父ポールを演じるのは、ジョエル・エドガートン。『華麗なるギャツビー』『ブラック・スキャンダル』『レッド・スパロー』などに出演し、主演と長編初監督を務めた『ザ・ギフト』では招かれざる客として主人公を不安に陥れた。本作では若い家族を受け入れることで疑心暗鬼になっていく。(堀)


2017年/アメリカ/英語/カラー/シネスコ/5.1ch/92分
配給:ギャガ・プラス
(C) 2017 A24 Distribution,LLC
https://gaga.ne.jp/itcomesatnight/
★2018年11月23日(金)公開
posted by shiraishi at 02:10| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月15日

MAKI マキ   原題:MAKI

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監督・脚本:ナグメ・シルハン
出演:
マキ(エヴァ): サンドバーグ直美
トミー:.ジュリアン
ユミコ:.おおのゆりか
ヴァイオレット: ブランカ・ヴィヴァンコス
ミカ:原田美枝子

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ニューヨークの日本人高級クラブでエヴァという名のホステスとして働くマキ。クラブ内は恋愛禁止だが、マキはボーイのトミーと暮らしていて、お腹には彼の子を宿している。そのことに気づいたクラブ経営者のミカは、子どもを産むまで郊外のヴァイオレットの家で暮らし、生まれた子は養子に出してはどうかとマキをいたわる・・・

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左から、サンドバーグ直美、ナグメ・シルハン監督、ジュリアン

ナグメ・シルハン監督は、イラン生まれで、イラン革命の前年1978年に家族とアメリカに移住。父親はテヘランに戻るが、イラン・イラク戦争の影響で母親と共にアメリカに残る。この別離や移住、新たな場所での葛藤がシルハン監督の映画の主なテーマになっている。
22010年の初長編作品『The Neighbor(Hamsayeh)』が映画祭で話題となり、『MAKI マキ』が長編第二作。ボストン大学放送映画学学士。
長年の師匠であるアミール・ナデリ監督のアドバイスで、ニューヨークの日本人コミュニティを舞台にした物語を紡ぐ。
日本側のプロデューサーは、長年、日本でイラン映画の紹介に尽力してきたショーレ:ゴルパリアンさん。

台詞のほとんどが日本語ですが、冒頭と最後にMarjan Farsadによるペルシア語の歌「Khooneye Ma」(私たちの家)が効果的に使われています。
心地よく素敵な歌は、YouTubeで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=f0-fPwuPpAk

冒頭の歌には、歌詞の日本語訳がないのですが、映画の最後に流れるときには訳がついています。
この映画のために作った歌ではなく、既存の歌を見つけてきたそうですが、物語にぴったりの歌!
いつまでも心に残る素敵な歌です。(咲)



【初日舞台挨拶&トークショーのお知らせ】
  会場:ユーロスペース

★11月17日(土) 12:30の回上映前 初日舞台挨拶舞台挨拶
登壇者:サンドバーグ直美、ジュリアン、原田美枝子、ナグメ・シルハン監督

★11月18日(日)16:30の回上映後 スペシャルトークショー
登壇者:アミール・ナデリ(映画監督『CUT』『山<モンテ>』)、ナグメ・シルハン監督


2017年/アメリカ・日本合作/89分
配給:ユーロスペース
公式サイト:http://maki-movie.com/
★2018年11月17日(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー




posted by sakiko at 08:53| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月11日

アンクル・ドリュー(原題:Uncle Drew)

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監督:チャールズ・ストーン3世
脚本:ジェイ・ロンジーノ
撮影:クラッシュ
音楽:クリストファー・レナーツ
出演:カイリー・アービング、リルレル・ハウリー、ティファニー・ハディッシュ、シャキール・オニール、クリス・ウェバー、レジー・ミラー、ネイト・ロビンソン、リサ・レスリー

マイケル・ジョーダンに憧れバスケットボールを始めた青年ダックス(リルレル・ハウリー)は、あるトラウマから選手の夢を諦め、現在はストリートバスケチームのコーチをし、大会での優勝を目指していた。しかし、ある日突然、チームの主力選手をライバルチームに引き抜かれてしまう。失意の中ダックスは、伝説の選手だったお爺さん・アンクル・ドリュー(カイリー・アービング)と出会う。二人はかつての仲間を集め、伝説のチームを復活させ、バスケの聖地“ラッカー・パーク”で開催される大会に挑むことに…。果たしてダックスの夢はかなうのか?そして、ドリューたちはかつての輝きを取り戻すことができるのか!?

よぼよぼのおじいちゃんがバスケットボールを持った途端、華麗な足捌きで神業プレーを連発!「このおじいちゃん、凄すぎる」と思っていたら、NBAスター選手、カイリー・アービングが特殊メイクで老人に変身していた。
ペプシがカイリーと組んで作ったプロモーション用CMがYouTubeで爆発的な人気を博し、この映画になったのだ。
カイリーのチームメンバーにはシャキール・オニール、レジー・ミラー、ネイト・ロビンソン、クリス・ウェバー。そしてリサ・レスリーが助っ人に入る。
もちろん見どころはバスケットボールの試合シーン。ゴールがガンガン決まる様は見ていて気持ちがいい。加齢はやめる理由ではなく、やめるから歳を取るのだと作品は伝える。まっ本当はみんな、そこまでの高齢ではないのだけれど。背中を屈め、腰を落とし、すっかり高齢者の姿勢。
また、バスケットボールの試合の合間に出掛けたクラブでのダンス対決。演じる彼らの年齢はおじいちゃんではないものの、よくまあ、あれだけ踊れるものだと感心。日本のプロスポーツ選手があれだけキレッキレのダンスを披露できるだろうか。
試合だけでなく、過去に起こしたことへの後悔から立ち直る姿も描く。逃げずに向き合うことが人を成長させる。それは歳を取っても同じ。そして力を合わせて困難を乗り越えたとき、絆が生まれるのだ。(堀)


2018年/アメリカ/英語/カラー/アメリカンビスタ/103分
配給:REGENTS
Motion Picture Artwork (c) 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
http://uncledrew.jp/
★2018年11月9日(金) 全国ロードショー
posted by shiraishi at 01:45| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

ステータス・アップデート(原題:Status Update)

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監督:スコット・スピアー
出演:ロス・リンチ、オリヴィア・ホルト、ハーベイ・ギーン、コートニー・イートン

カリフォルニア出身のカイルは両親の別居によって、母、妹と3人で祖父が住むコネチカット州に引っ越しをする。自分に自信のないカイルは高校に馴染めず、恋人がいないのが悩み。ある日、同級生にスマホを壊され、学校帰りにスマホショップに寄ったところ、ソーシャルアプリ「ユニバース」がダウンロードされた新しいスマホを渡される。「ユニバース」はプロフィール欄になりたい自分を書き込むとその通りになる魔法のアプリだった。カイルは「ユニバース」を駆使して、高校でのステータスを上げていくが…。

カイルは踊って歌ってスポーツ万能となり、学内でのステータスが急上昇。努力もせずに手に入れた能力をちやほやされて舞い上がる。美人から口説かれて、友だちとの約束を忘れてしまう。高校生でなくてもありがちかも。あれもこれもと手を出し、本当にやりたかったことが蔑ろに。自分を見失い、大切なものも失ってしまう。にっちもさっちもいかなくなる。そんなカイルに母は地道にやり直すしかないとアドバイス。そう、失敗してもいい。人生は地道がいちばん!(堀)

2018年/アメリカ/英語/106分/カラー/DCP
配給:AMGエンタテインメント
(C) 2017 STATUS UPDATE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. http://status-update.jp/
★2018年11月3日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 20:30| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする