2017年07月25日

パリ・オペラ座〜夢を継ぐ者たち〜 (原題 BACKSTAGE)

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監督:マレーネ・イヨネスコ
出演:マチュー・ガニオ,アニエス・ルテステュ,ウリヤーナ・ロパートキナ,オニール八菜,バンジャマン・ペッシュ 他

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フランス国王ルイ14世によって創設された由緒正しきバレエ団、パリ・オペラ座。356年にわたって、世界中から愛され続けているバレエの殿堂。果たして、その伝統のバトンは、どうやって渡されてきたのか?エトワールの過酷なまでの練習風景や、ドラマティックなクリエイションの舞台裏を追いかけると共に、伝統を受け継ぎ、次に伝えて行く者たちの真実に迫る。

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『ロパートキナ 孤高の白鳥』などバレエ・ドキュメンタリーに人生を捧げているマレーネ・イヨネスコ監督の最新作。世界最古のバレエ団のハードなスケジュールや舞台裏を追いかける…だけではなくコンテンポラリー・ダンスの最先端を走る振付家ウィリアム・フォーサイスにも迫っています。フォーサイスって振付家と言うより芸術家、天才!! フォーサイスの場面は必見です。そういえばドキュメンタリー映画界の巨匠・ワイズマンもオペラ座のドキュメンタリーを作っていて、それはバレリーナのお尻ばっかり追っかけていた…。 (千)

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(C)DelangeProduction2016
2016年/フランス/配給ショウゲート
公式サイト  http://backstage-movie.jp/
★7月22日(土)より渋谷文化村ル・シネマほか全国順次公開


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2017年07月18日

夜明けの祈り (原題 Les innocentes )

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監督:アンヌ・フォンテーヌ 製作:エリック・アルトメイヤー,ニコラ・アルトメイヤー
原作:フィリップ・メニヤル 脚本:サブリナ・B・カリーヌ
出演:ルー・ドゥ・ラージュ,アガタ・ブゼクシスター,アガタ・クレシャマザー 他

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1945年12月のポーランド。赤十字に属する若きフランス人女医マチルドのもとに、シスターが助けを求めてやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵の蛮行によって身ごもり、信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく。

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2017年セザール賞主要4部門ノミネート、2016年サンダンス映画祭公式上映作品、2017年フランス映画祭出品、アンヌ・フォンテーヌ監督の最新作。実在したフランス人女医マドレーヌ・ポーリアックの物語。1945年終戦後のソ連軍による蛮行はポーランドに限ったことではないが本当に非道… 妊娠してしまった修道女たちの命を救うことに命をかける女医マチルド。シスター・マリアが「祈りとは24時間の疑問と1分の希望」と言ったセリフが忘れられない… 絶望的な修道院の環境とは裏腹な静謐なるポーランドの風景にも心打たれます。 (千)

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(C)2015 MANDARINCINEMA AEROPLANFILM MARSFILMS FRANCE2CINEMA SCOPEPICTURES
2016/フランス・ポーランド合作/配給ロングライド
公式サイト http://yoake-inori.com/
★8月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開




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2017年07月15日

《特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語

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上映日程: 7月22日〜8月18日
渋谷・イメージフォーラム

『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』等で知られ、1990年59歳で亡くなったジャック・ドゥミ監督と、その妻であり、89歳の今も活動を続けるアニエス・ヴァルダ監督の長編5本と短編1本の特集上映。
「ロマンチックな詩人」と称された夫ジャック・ドゥミ監督と対照的に、フランスの女性監督第一人者であるアニエス・ヴァルダ監督は、リアリストでドキュメンタリータッチを得意とする前衛作家。2015年、史上6人目となるカンヌ国際映画祭パルム・ドール名誉賞を受賞している。

上映作品
『ローラ』(1961年監督・脚本:ジャック・ドゥミ
『天使の入江』(1963年)監督・脚本:ジャック・ドゥミ
『ジャック・ドゥミの少年期』(1991年)監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
『5時から7時までのクレオ』(1961年)監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
『幸福〜しあわせ〜』(1964年)監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
MIUMIUショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」
『LES 3 BOUTONS(3つのボタン)』(2015年)監督・脚本:アニエス・ヴァルダ

配給:ザジフィルムズ
公式サイト:http://www.zaziefilms.com/demy-varda/


『ローラ』
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
撮影:ラウル・クタール
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アヌーク・エーメ
ジャック・ドミ監督 長編デビュー作。
1961年/フランス/モノクロ/88分/シネスコ

大西洋に面した港町ナント。キャバレー「エル・ドラド」の売れっ子踊り子のローラ。7歳になる息子と暮らすローラは、7年前に街を出ていってしまった恋人のミシェルの帰りを待ち続けている。アメリカ兵フランキーと一夜を共にしたのも、ミシェルに似ているからだった・・・  

美しいローラは人気者で、多くの男に言い寄られるけれど、片っ端から断ってしまいます。ミシェルを待ち続けるローラの一途な思いにほろっとさせられます。
ナントの美術学校で学んだジャック・ドゥミ監督。アメリカ兵たちの踊る姿が、港町らしい雰囲気を感じさせてくれます。


『天使の入江』
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
撮影:ジャン・ラビエ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:ジャンヌ・モロー
劇場正式初公開 1963年/フランス/モノクロ/85分/ビスタ

ニースの美しい保養地、通称“天使の入江”のカジノを舞台に繰り広げられる、ギャンブルに魅せられた男と女の物語。
ジャンヌ・モローの輝く姿に出会える一作。


『ジャック・ドゥミの少年期』
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
出演:ジャック・ドゥミ
1991年/フランス/カラー&モノクロ/120分/ビスタ

ヴァルダが死期の迫った夫ドゥミを主題に作り上げた、ドゥミの少年期の物語。
1939年、港町ナント。ジャコと呼ばれる8歳の少年は自動車修理工場を営む父と髪結いの仕事をする母と幸せに暮らしていた。ある日、町の映画館で観た『白雪姫』に夢中になる。
第二次世界大戦の真っ最中で、父は徴兵され、ドゥミたちは疎開する。友人から映写機を借りたことをきっかけに、映画を作る喜びを知る・・・


『5時から7時までのクレオ』
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
撮影:ジャン・ラビエ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:コリーヌ・マルシャン
1961年/フランス=イタリア/モノクロ/90分

もしかして私、ガン?今は5時。医者を会うまでの2時間どうしよう…。占い師も恋人も作曲も、みんな無神経で誰も私のことをわかってくれない…。診断結果が分かる7時までの間、不安と希望を行き来しながら、夏至のパリを彷徨うポップ・シンガー、クレオの心象風景を、リアルタイムで追いかけた、キュートで哲学的なガーリームービーの金字塔。M・ルグラン、ゴダール、A・カリーナがカメオ出演。


『幸福〜しあわせ〜』

監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
撮影:ジャン・ラビエ、クロード・ボーソレイユ
出演:ジャン=クロード・ドルオー、クレール・ドルオー

1964年/フランス/カラー/80分

「男ってなんてバカなの」「女は、何考えているのかさっぱりわからない」そんな類のテーゼを根本から吹き飛ばす衝撃的な人間ドラマ。圧倒的なストーリーテリングと緩急自在の語り口で、一組の夫婦の皮肉な物語を無邪気にみつめる。人は誰しも幸福を求める生き物、でも、しあわせって一体なに?珠玉の短編小説のような深い味わいを残すヴァルダの代表作。ベルリン映画祭銀獅子賞受賞。


MIUMIUショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」
『LES 3 BOUTONS(3つのボタン)』
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
出演:ジャスミン・ティレ
2015年/カラー/11分

農場で山羊の世話をして暮らす少女ジャスミン。ある日、郵便配達のおじいさんが大きな箱を彼女に届ける。その中には大きなドレスが入っていた・・・
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2017年07月09日

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走   原題:À fond  英題:FULL SPEED

監督:ニコラ・ブナム(『真夜中のパリでヒャッハー!』)
出演:ジョゼ・ガルシア、アンドレ・デュソリエ、カロリーヌ・ビニョ

待ちに待った夏休み!  コックス一家を率いる整形外科医のトムは、バカンスの為に最新システムを搭載した真っ赤な新車メデューサを購入。臨月の妻ジュリア、9歳の娘リゾン、やんちゃな7歳の息子ノエ、そしておじいちゃんを乗せて、いざ、南をめざして出発!
おばあちゃんに先立たれたおじいちゃんは、途中休憩で車に乗り遅れて困っていた若い女性をこっそり車に乗せる。
はじめは快適にハイウェイを飛ばしていたメデューサが、やがて時速160キロのまま制御が利かなくなってしまう。メデューサにドアを吹っ飛ばされた車の主が執拗に追いかける。白バイの二人の警官も追いかけてきて、暴走を止められない事態を知る。数十キロ先には、バカンスの大渋滞が待ち受けている・・・

まさにフランス流お馬鹿映画。 暴走が止まらない車は、渋滞に突っ込んでしまうのか? 一家は無事脱出できるのか?  役立たずの白バイ警官や、ドアを壊されて怒り狂う男に振り回されるトムのところに、夏休み直前に処置を施した初老の女性から、顔が崩れてきたと電話がくるし、もうハチャメチャ。
コメディとアクションを同時に描ける監督をと、ニコラ・ブナム監督に白羽の矢が立ったとのこと。確かにどちらも楽しめる一作。(咲)


2016年/フランス/92分/シネスコ
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/bon-voyage/
★2017年7月22日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
posted by sakiko at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

世界にひとつの金メダル(原題:Jappeloup)

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監督:クリスチャン・デュゲイ
脚本:ギヨーム・カネ
原作:カリーヌ・ドゥヴィルデ
撮影:ロナルド・プラント
出演:ギヨーム・カネ(ピエール・デュラン)、マリナ・ハンズ(ナディア)、ダニエル・オートゥイユ(父セルジュ)、ルーデ・ラージェ(ラファエル)、チェッキー・カリョ(マルセルコーチ)、ドナルド・サザーランド(ジョン)

1980年代初めのフランス、ドルドーニュ地方。ピエールは子どものころから父の指導で障害飛越競技(馬術の一つでいくつもの障害を飛び越すもの)にうちこんでいた。長じるにつけ父の期待が重く、逃れるように弁護士の道を歩み始める。友人と弁護士事務所を開くが、もう一度ライダーに戻ろうと決心する。キャリアを捨てて戻って来た息子を父は手放しで喜び、迎え入れた。新しい相棒となったのは小柄な若馬ジャップルー。気性が荒く乗り手に従順ではないが、素晴らしいジャンプ力があった。ピエールは父と二人でジャップルーを調教し、いくつもの競技会で良い成績をあげる。そしてロサンゼルスオリンピックが近づいてきた。

実話の映画化です。のどかな風景の中、競技場、設定に関わらず馬がとても美しく撮られていました。これはスタッフやキャストが馬に並々ならない愛情を持っているに違いない、と画面を眺めていました。後で資料を見て納得。
主役のピエールを演じたギヨーム・カネは父親が馬を飼育していて競技選手だった経験があり、ナディア役のマリナ・ハンズも乗馬クラブの仲間。二人は実際に作品中で見事な跳躍を見せています。ギヨーム・カネは脚本を書きながら、自分の人生を重ねたそうです。オリンピック代表に見えるように厳しい特訓をしてくれたのは、ピエール・デュラン本人が紹介したコーチとか。クリスチャン・デュゲイ監督は馬術競技の元カナダ代表だったというのにもびっくり。
こちら馬術の知識は全くないのですが、挑戦と挫折、家族の愛情と軋轢などドラマに不可欠な要素がしっかり入っています。馬好きな方はもちろん必見。(白)


2013年/フランス、カナダ/カラー/シネスコ/130分
配給:レスペ
(C)2013 - ACAJOU FILMS - PATHE PRODUCTION - ORANGE STUDIO - TF1 FILMS PRODUCTION - CANEO FILMS - SCOPE PICTURES - CD FILMS JAPPELOUP INC.
http://sekakin.com/
★2017年6月17日(土)
posted by shiraishi at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする