2018年06月24日

正しい日 間違えた日   英題:Right Now, Wrong Then

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監督・脚本:ホン・サンス
出演:チョン・ジェヨン、キム・ミニ、コ・アソン、チェ・ファジョン、ソ・ヨンファ、キ・ジュボン、ユン・ヨジョン、ユ・ジュンサン

ちょっとした言葉やタイミングの違いが、二人の関係を大きく変える・・・

映画監督のハム・チュンス(チョン・ジェヨン) は特別講義のため水原(スウォン)を訪れる。スタッフの連絡ミスで一日早く到着してしまった彼は、ファソン(華城)を散策。とある伝統的建物で出会った魅力的な女性ヒジョン(キム・ミニ)をカフェに誘う。絵を描いていると知り、さっそく彼女のアトリエを訪れる。その後、2人は寿司屋で飲み、さらにヒジョンの先輩男性たちが集まるカフェに行く・・・

この同じシチュエーションで描かれる二つの物語。
【前半】あの時は正しく 今は間違い
【後半】今は正しく あの時は間違いだった

2015年の東京国際映画祭で、『今は正しくあの時は間違い』のタイトルで上映された折、予備知識なく鑑賞。ホン・サンス監督作品でお馴染みの俳優たちの確かな演技や、韓国の伝統的風情漂う舞台を楽しんでいるうちに、同じような話が繰り返されて、くらくら。でも、微妙にどこかが違って、そのちょっとしたことで二人の関係が大きく変わるのです。
前半と後半の物語、間違い探しをするような気持ちで、何が二人の関係を変えたのかご確認を!

2017年、カンヌ国際映画祭の公式記者会見で、「キム・ミニは僕の愛する人」と、二人の幸せな関係を公言したホン・サンス監督。『正しい日 間違えた日』は、監督が初めてキム・ミニを起用した記念すべき作品。(咲)


2015年/韓国/121分/ビスタ/5.1ch/カラー/英題:Right Now, Wrong Then
配給:クレストインターナショナル
(c)2015 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
公式サイト:crest-inter.co.jp/tadashiihi
★2018年6月30日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開




posted by sakiko at 18:56| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月17日

V.I.P. 修羅の獣たち   英題:V.I.P.

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監督:パク・フンジョン(『新しき世界』)
出演:チャン・ドンゴン、キム・ミョンミン、パク・ヒスン、イ・ジョンソク、ピーター・ストーメア、パク・ソンウン

北のエリート高官の息子キム・グァンイル(イ・ジョンソク)は、韓国国家情報院と米CIAが合同で亡命させた「企画亡命者」。韓国国内でVIP待遇を受けている。そんな彼が連続殺人事件の有力容疑者として浮上する。警視のチェ・イド(キム・ミョンミン)はグァンイルを追うが、国家情報院の要員パク・ジェヒョク(チャン・ドンゴン)は巧みにキム・グァンイルを追手から逃れさせる。さらに保安省の要員リ・デボム(パク・ヒスン)とCIA要員のポール(ピーター・ストーメア)も、キム・グァンイルを巡って攻防戦を繰り広げる・・・

それぞれの立場の男たちの思惑が複雑に交錯する物語。
夜の香港に降り立つチャン・ドンゴン。街角のレストランのテラス席で外国人の男と対峙する。チャン・ドンゴンが演じる男は、相手から差し出されたステーキを食べずにナイフを突き刺し、古いビルへと向かっていく・・・。
美貌をあえて封印しているチャン・ドンゴン。夜の闇の中で、さらに誰だかよくわからない。やっぱりチャン・ドンゴンは、彼らしくカッコイイまま登場させたほうがいい。(私は格別のファンじゃないですが! 熱烈ファンなら、なおさらそう願うでしょう!)
本作では、キム・ミョンミンやパク・ヒスン、さらに、出番は少ないけれど、国家情報院の幹部役のパク・ソンウンなど渋い男たちの存在感が光っていて、韓国の俳優陣の幅広さに唸ります。(咲)


2017年/韓国/128分/シネスコ/51ch
配給:クロックワークス
公式サイト:http://klockworx-asia.com/vip/
★2018年6月16日(土)シネマート新宿ほか全国 ロードショー
posted by sakiko at 09:20| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月10日

夜の浜辺でひとり  英題:On the Beach at Night Alone

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監督・脚本:ホン・サンス
出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ

女優ヨンヒ(キム・ミニ)は既婚男性との恋に疲れ、ハンブルクにやってきた。この地に住む女友達ジヨン(ソ・ヨンファ)と街を散策中、自分がほんとうに求めるものは何か確かめたかったと語る。ジヨンの友人ポールの家では、ポール夫妻を観察しながら、韓国語で男と女の関係について言いたい放題。ポールたちと出かけた海で、韓国の恋人を思い出し、浜辺に彼の似顔絵を描く。
帰国したヨンヒは、東海岸の江陵(カンヌン)を訪れる。先輩のジュニ(ソン・ソンミ)との約束までの間、映画館を訪れたヨンヒは、昔馴染みのチョンウ(クォン・ヘヒョ)とミョンス(チョン・ジェヨン)に会う。一緒に飲みに行き、ほろ酔い気分で話すヨンヒは、女優に復帰してもいいなと考え始める。夜、ホテルのそばの浜辺に横たわるヨンヒ。声をかけられ、顔をあげると顔見知りの映画スタッフたちだった。ヨンヒの恋人だった映画監督サンウォン(ムン・ソングン)の次回作のロケハンに来ているという・・・

ヨンヒの不倫相手はサンウォン監督。とあっては、キム・ミニとホン・サンス監督の思いが反映された物語なのでしょうか。
出会う人たちとの会話で綴られるホン・サンスのスタイル。皆が思い思いに勝手なことを言ってるのも楽しい。(咲)


第67回ベルリン国際映画祭 主演女優賞(銀熊賞)

2017年/韓国/101分/ビスタ/5.1ch/カラー
配給:クレストインターナショナル
公式サイト:http://crest-inter.co.jp/yorunohamabe
★2018年6月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次ロードショー




posted by sakiko at 21:33| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それから   英題:The Day After

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監督・脚本:ホン・サンス
出演:クォン・ヘヒョ、キム・ミニ(『お嬢さん』)、キム・セビョク、チョ・ユニ

アルム(キム・ミニ)は、大学教授の紹介で著名な評論家でもあるボンワン(クォン・ヘヒョ)が社長をつとめる小さな出版社“図書出版 カン”に勤めることになった。
ボンワンは、毎朝4時半に起きて出勤し夜遅くまで帰らない。妻は浮気を疑っている。
アルムが初出勤した日、浮気の証拠を見つけたボンワンの妻(チョ・ユニ)が事務所に乗り込んでくる。アルムは夫の愛人と勘違いされ、殴られてしまう。今日が初出勤だと言っても信じない妻に、ボンワンは、浮気相手は会社を辞めて外国に行ったと打ち明ける。
夜、ボンワンはお詫びにアルムを食事に誘う。アルムは仕事を辞めると言うが引き止められる。そこに、ボンワンの浮気相手のチャンスク(キム・セビョク)が前触れもなくやってくる。愛を確かめ合い、また一緒に仕事をしようと抱き合う二人。結局、出版社を辞めて欲しいと頼まれる。ボンワンから好きな本を持っていっていいと言われ、アルムは数冊の本を選んで出版社を後にする。
その後、ボンワンの評論が有名な賞を受賞する。アルムはお祝いを伝えるために、“図書出版 カン”を訪れる・・・

朝早く、台所に立つ男のシルエット。配役を見てなかったのですが、あ、クォン・ヘヒョだ!と、すぐにわかりました。男の哀愁漂う姿に、この男、どんな悩みを抱えているのかと思わせられました。
ホン・サンス監督が本作を撮ろうと思ったのは、この撮影に使った小さな出版社の社長が、家から逃げるために早朝4時に出勤し、深夜過ぎまで帰らないという生活を送っているということに衝撃を受けたから。想像を膨らませて、こんな話を作ってしまったのですね。
これまでの作品でも脇役に起用してきたクォン・ヘヒョを主役に物語を作りたかったとも。
『それから』というタイトルは、ホン・サンス監督が敬愛する夏目漱石の作品から取ったそうです。出版者の本棚に並んでいる本のタイトルがハングルで読めないのですが、夏目漱石作品がずらりと並んでいるのでしょう。
乗り込んでくるボンワンの妻を演じたのは、クォン・ヘヒョの実の妻である女優チョ・ユニ。そんな配役に、遊び心も見えます。
モノクロで描かれる雰囲気ある独特の世界。(咲)


第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品

2017年/韓国/91分/モノクロ/ビスタ/5.1ch
配給:クレストインターナショナル
公式サイト:http://crest-inter.co.jp/sorekara/
★2018年6月9日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次ロードショー




posted by sakiko at 21:28| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホン・サンス監督×キム・ミニ『それから』『夜の浜辺でひとり』『正しい日 間違えた日』『クレアのカメラ』一挙連続公開 ★予告編

1996年、『豚が井戸に落ちた日』で長編デビューしたホン・サンス監督。
『ハハハ』『アバンチュールはパリで』『教授とわたし、そして映画』など、ほんの数人の登場人物の会話で男女の関係を語る独特のスタイル。ソウルの北村など、伝統的な風情が漂う場所での撮影も印象的です。
『正しい日 間違えた日』(2015年)でキム・ミニを起用して以来、彼女を主役に映画を撮り続けるホン・サンス監督。『それから』(2017年)が、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された折の公式記者会見で、「キム・ミニは僕の愛する人、僕の心に入って来て、たくさんのインスピレーションをくれる人」と、二人の幸せな関係を公言しました。
この度、ホン・サンス監督がキム・ミニとタッグを組んで撮った4作品が、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて一挙連続全国順次公開されます。
配給:クレストインターナショナル

★4作品の予告編
『それから』6/9ロードショー 
http://crest-inter.co.jp/sorekara/

『夜の浜辺でひとり』6/16ロードショー
http://crest-inter.co.jp/yorunohamabe/

『正しい日 間違えた日』6/30ロードショー 
http://crest-inter.co.jp/tadashiihi/

『クレアのカメラ』7/14ロードショー 
http://crest-inter.co.jp/sorekara/crea/

それぞれの作品紹介ば、個別にお届けします。





posted by sakiko at 21:26| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする