2015年01月25日
二重生活 原題:浮城迷事 英題:Mystery
監督・脚本:ロウ・イエ
脚本:メイ・フォン、ユ・ファン
撮影:ツォン・ジエン(『スプリング・フィーバー』)
編集:シモン・ジャケ
音楽:ペイマン・ヤズダニアン(『天安門、恋人たち』『スプリング・フィーバー』『パリ、ただよう花』)
出演:(『天安門、恋人たち』)、チン・ハオ(『スプリング・フィーバー』)、チー・シー、ズー・フォン、ジョウ・イエワン、チャン・ファンユアン、チュー・イン
中国湖北省の省都、武漢。
ある雨の降りしきる日、崖下の道路で若い女性が若者たちの乗った車にはねられて亡くなる。
その一部始終を見ていた浮浪者がいた・・・
ルー・ジエは、優しい夫と可愛い娘に恵まれ、幸せに暮らしている。
ある日、娘アンアンと同じ幼稚園の男児ユイハンの母親サン・チーから、「夫に愛人がいるみたいなの」と打ち明けられる。窓の外に目をやると、夫ヨンチャオが若い女性とホテルから出てきて、キスしている。
青天の霹靂。ルー・ジエが夫の携帯を調べてみると、出会い系サイトの履歴。複数の女性とデートしているのを知る。
ある日、夫の後を追う。向かった先はサン・チーの家だった。ただの浮気相手だったサン・チーが男の子を産み、ヨンチャオの母親にも公認の家族になっていたのを知るルー・ジエ。
一方、雨の日に車にはねられて亡くなった女性の身元が判明する。女子大生シャオミン。検死結果、頭部に事故の前に打撃を受けた跡があることがわかり、ドン刑事は単なる交通事故ではなく、事件ではないかと疑う。携帯履歴から、事故の前に会っていたのがルー・ジエの夫ヨンチャオだと割り出す・・・
男の子を産み、いつかは本妻にと願うサン・チーが、浮気相手の女子大生シャオミンと別れさせるために本妻ルー・ジエを利用しようとするが、交通事故でシャオミンが亡くなるという思わぬ展開になってしまったのだった。だが、これを機に、ルー・ジエはヨンチャオと別れ、結果、サン・チーはヨンチャオと暮らし始める。
さて、あの雨の日、浮浪者が見ていた一部始終とは?
浮気するような男に見えないチン・ハオさんをヨンチャオ役にしているという友人がいるのですが、いかにも複数の女性と関係を持ってますという、ぎらぎらした顔をした男だけが浮気者じゃない。しら〜っと「あなただけを愛してる」と相手の女性に思わせ、世間にも誠実に思われている男が案外複数の女性と上手くやっていたりするもの。まぁ、それは男も女も同じ。それが、何かで発覚して事件になったらどうなるか?
男女の愛憎を軸に繰り広げられるサスペンス劇場といった趣だけど、背景には、中国の一人っ子政策の弊害や、金でことを片付ける風潮なども織り交ぜてあって、ロウ・イエ監督が久しぶりに中国で撮った作品は痛烈。(咲)
公開にあわせて来日したロウ・イエ監督にお話をお伺いしました。
特別記事でどうぞ!
『二重生活』 ロウ・イエ監督 インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2015/nijuu/index.html
配給:アップリンク
2012年/中国、フランス/98分/1:1.85/DCP
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/nijyuu/
★2015年1月24日(土)より、新宿K’s cinema、渋谷アップリンクほか全国順次公開
2015年01月04日
薄氷の殺人(原題:白日烟火 英題:Black Coal, Thin Ice )
監督・脚本:ディアオ・イーナン
撮影:トン・ジンソン
音楽:ウェン・ジー
出演:リャオ・ファン(ジャン)、グイ・ルンメイ(ウー・ジージェン)、ワン・シュエピン(リアン・ジージュン)、ワン・ジンチュン(ロン・ロン)
1999年夏。中国の華北地方で男性の切断死体の部分が、6つの都市・15箇所の石炭工場で次々と見つかった。妻に離婚を切り出されたばかりのジャン刑事が捜査を担当する。被害者はリアン・ジージュンと判明し、有力な容疑者としてリウ兄弟を逮捕に向かう。しかし銃撃戦となって抵抗した兄弟と同僚が死亡、ジャンも銃弾を受けて入院する羽目になった。
2004年冬。怪我のため警察を辞職、妻とも別れ、警備員として暮らしていたジャンは、酒びたりの毎日を送っていた。元同僚から5年前と似た猟奇事件のことを耳にする。被害者はいずれもリアン・ジージュンの未亡人ウーと親密な関係であったという。ウーの調査を始めたジャンもまた若く美しい彼女が気になっていく。
頭部だけが見つからないバラバラ殺人。追い詰めた容疑者は死亡と、いったんは手詰まりになるのですが、5年を経て新たな展開になります。やさぐれたジャンが、清楚な美貌のウーに疑惑を持ちながらも次第に惹かれていくのは、サスペンスの辛味の中にちょっと甘味が加わった感じです。ミステリアスな未亡人を演じるグイ・ルンメイのデビューは高校生のとき、『藍色夏恋』(2002年)ですから、すっかり大人の女性になったんだなぁとおばちゃんは感慨しきりです。
ディアオ・イーナン監督の名前に馴染みがありませんでしたが、『スパイシー・ラブスープ』(98)、『こころの湯』(99)の脚本を書かれていました。この作品は3本目の監督作(前の2作は日本公開されていないようです)。2014年の第64回ベルリン国際映画祭において金熊賞(作品賞)、銀熊賞(男優賞)をダブル受賞しました。(白)
ディアオ・イーナン監督 (撮影:宮崎暁美)
2014年/中国/カラー/106分
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.
http://www.thin-ice-murder.com/
★2015年1月10日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2014年11月23日
西遊記 はじまりのはじまり(原題:大話西遊之三藏付魔)
監督・製作:チャウ・シンチー
脚本:チャウ・シンチー、デレク・クォック
アクション指導:クー・フェンチウ
出演:ウェン・ジャン(玄奘 後の三蔵法師)
スー・チー(妖怪ハンター 段)、ホアン・ボー(孫悟空)、ショウ・ルオ(空虚王子)、ジロー・リー(沙悟浄)
日本でもおなじみの、三蔵法師が孫悟空、猪八戒、沙悟浄をお供に従え、幾多の苦難を乗り越え天竺を目指す「西遊記」の、4人(?)が出会うまでを描いた独自のエンターテイメント活劇。シンチーが、監督、製作、脚本も手がけ、後に三蔵法師と名乗ることになる妖怪ハンターの玄奘(げんじょう)が、“妖怪”として登場する孫悟空、猪八戒、沙悟浄を退治しようと奮闘する姿を描く。玄奘は「わらべ唄」で妖怪の善の心を呼び覚まそうするが失敗ばかりの若き妖怪ハンター。孫悟空、沙悟浄、猪八戒も、それぞれ奇抜な姿で登場。妖怪ハンターたちが、妖怪を退治しようと競いあう。チャウ・シンチー印のありえねー、とんでもないキャラクターが、これでもかこれでもかと登場します。(暁)
2013年/中国/カラー/110分
日活=東宝東和
(C) 2013 Bingo Movie Development Limited
http://saiyu-movie.com/
★2014年11月21日(金) TOHOシネマズ有楽座ほかロードショー
◎チャウ・シンチー監督会見はこちら
2014年09月06日
So Young 〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜 原題:致我們終將逝去的青春 英題:So Young
監督:趙薇(ヴィッキー・チャオ)
製作:關錦鵬(スタンリー・クワン)
出演:マーク・チャオ、ハンギョン、ヤン・ズーシャン、ジャン・シューイン、リウ・ヤーソー、ジャン・ヤオ
原作:シン・イーウー「致我們終將逝去的青春」
主題歌:フェイ・ウォン「TO YOUTH」
1990年代前半の中国。18歳になったチョン・ウェイ(ヤン・ズーシャン)は、5歳年上の憧れの先輩リン・ジン(ハンギョン)が通う大学と同じ街の理工大学に入学する。大学に着くと、さっそく彼女に目を付け、寮の部屋まで荷物を運ぶ男子学生。2段ベッドの置かれた部屋には、少数民族で美人のルアン・クアン(ジャン・シューイン)、情報通で玉の輿を狙うリー・ウエイジュアン(チャン・ヤオ)、ボーイッシュなチュー・シャオペイ(リウ・ヤーソー)の3人のルームメイトたち。
ウェイは、さっそく初恋のリン・ジンを訪ねるが、海外に留学してしまっていた。意気消沈するウェイだったが、同僚や彼女たちを取り巻く男子学生たちとの賑やかな大学生活が始まる。
ある日、ウェイは先輩の男子学生チャン・カイの部屋でビルの模型を倒しそうになって、模型の主チェン・シアオチョン(マーク・チャオ)に突き飛ばされる。そんな出会いだったが、ウェイはいつしかシアオチョンが気になるようになり、猛アタック。初めは迷惑顔だったシアオチョンも根負けしてベストカップルになる。楽しく幸せな大学生活もあっという間に卒業の季節を迎える。同じ会社に就職したいと願っていたウェイだが、シアオチョンは奨学金を得て、アメリカに留学してしまう。
そして、10年。キャリアウーマンとなって活躍するウェイの前に、副検事となった初恋の人リン・ジンと、アメリカで建築家として成功したシアオチョンが相前後して現れる・・・
青春を謳歌した大学時代の恋と別れ、そして10年後の再会を描いた甘く切ない物語。登場人物それぞれの恋や人生も丁寧に描かれていて、観る側も誰かに自分の人生を重ねて思いを馳せることと思います。そして、こんなすれ違いがあったなぁ〜と思い当る方もいるでしょう。
女優ヴィッキー・チャオの初監督作品。北京電影学院の卒業製作として撮った本作、4時間の素材が学校始まって以来の99点の評価を得たそうです。2013年の東京国際映画祭での上映後に、ヴィッキーが登壇。中国で大ヒットの本作、満席の客席の一割強が中国人。中国語で熱い声援が飛び交いました。
「私が監督したから観に行ってやろうというのもヒットの小さな理由でしょう。今の中国の人たちの関心が経済に向かっていて、青春時代、恋愛したりしてもっと無駄な時間を過ごせばよかったという思いもあって気に入ってくれるのではないかと思います」とヴィッキー。
1990年代初頭の雰囲気を撮れる大学が少なくて、3つの大学で撮影。大学側からは「もっと綺麗な建物があるのに、壊して建て替えようと思っているところばかり使うのか」と言われたとか。
「自分の撮った映画が海外で上映されて、討論できるとは予想していませんでした。自分の出演した映画が上映されるより嬉しかった」と、目を輝かせていました。次は女優に戻るけれど、監督は病みつきになる仕事、また撮りたいと意欲満々でした。
私にとっては、寮の部屋の壁にレスリー・チャンの若い頃のポスターがあったり、ハッケン・リーが歌ってヒットした「紅日」をウェイが壇上で勇ましく歌ったり、1990年代前半を懐かしく思い出した映画でした。
それにしても、ヒロインのウェイの気の強いこと! こんな女性に追いかけられた男の子は大変。ヴィッキー本人が演じたら、もうちょっと共感できたかなぁ〜 「自分は歳を取り過ぎていて、映画を台無しにしたくなかった」とのヴィッキーの弁でしたが、頑張って欲しかった! (咲)
配給:アルシネテラン
2013年/中国/中国語/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/131分/PG12/
公式サイト: http://www.alcine-terran.com/soyoung/
★2014年9月13日より新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー
製作:關錦鵬(スタンリー・クワン)
出演:マーク・チャオ、ハンギョン、ヤン・ズーシャン、ジャン・シューイン、リウ・ヤーソー、ジャン・ヤオ
原作:シン・イーウー「致我們終將逝去的青春」
主題歌:フェイ・ウォン「TO YOUTH」
1990年代前半の中国。18歳になったチョン・ウェイ(ヤン・ズーシャン)は、5歳年上の憧れの先輩リン・ジン(ハンギョン)が通う大学と同じ街の理工大学に入学する。大学に着くと、さっそく彼女に目を付け、寮の部屋まで荷物を運ぶ男子学生。2段ベッドの置かれた部屋には、少数民族で美人のルアン・クアン(ジャン・シューイン)、情報通で玉の輿を狙うリー・ウエイジュアン(チャン・ヤオ)、ボーイッシュなチュー・シャオペイ(リウ・ヤーソー)の3人のルームメイトたち。
ウェイは、さっそく初恋のリン・ジンを訪ねるが、海外に留学してしまっていた。意気消沈するウェイだったが、同僚や彼女たちを取り巻く男子学生たちとの賑やかな大学生活が始まる。
(C) 2013 HS Media (Beijing) Investment Co., Ltd. China Film Co., Ltd. Enlight Pictures. PULIN production limited. Beijing Ruyi Xinxin Film Investment Co., Ltd. Beijing MaxTimes Cultural Development Co., Ltd. TIK FILMS. Dook Publishing Co., Ltd. Tianjin Yuehua Music Culture Communication Co., Ltd. All rights reserved.
ある日、ウェイは先輩の男子学生チャン・カイの部屋でビルの模型を倒しそうになって、模型の主チェン・シアオチョン(マーク・チャオ)に突き飛ばされる。そんな出会いだったが、ウェイはいつしかシアオチョンが気になるようになり、猛アタック。初めは迷惑顔だったシアオチョンも根負けしてベストカップルになる。楽しく幸せな大学生活もあっという間に卒業の季節を迎える。同じ会社に就職したいと願っていたウェイだが、シアオチョンは奨学金を得て、アメリカに留学してしまう。
そして、10年。キャリアウーマンとなって活躍するウェイの前に、副検事となった初恋の人リン・ジンと、アメリカで建築家として成功したシアオチョンが相前後して現れる・・・
青春を謳歌した大学時代の恋と別れ、そして10年後の再会を描いた甘く切ない物語。登場人物それぞれの恋や人生も丁寧に描かれていて、観る側も誰かに自分の人生を重ねて思いを馳せることと思います。そして、こんなすれ違いがあったなぁ〜と思い当る方もいるでしょう。
女優ヴィッキー・チャオの初監督作品。北京電影学院の卒業製作として撮った本作、4時間の素材が学校始まって以来の99点の評価を得たそうです。2013年の東京国際映画祭での上映後に、ヴィッキーが登壇。中国で大ヒットの本作、満席の客席の一割強が中国人。中国語で熱い声援が飛び交いました。
「私が監督したから観に行ってやろうというのもヒットの小さな理由でしょう。今の中国の人たちの関心が経済に向かっていて、青春時代、恋愛したりしてもっと無駄な時間を過ごせばよかったという思いもあって気に入ってくれるのではないかと思います」とヴィッキー。
1990年代初頭の雰囲気を撮れる大学が少なくて、3つの大学で撮影。大学側からは「もっと綺麗な建物があるのに、壊して建て替えようと思っているところばかり使うのか」と言われたとか。
「自分の撮った映画が海外で上映されて、討論できるとは予想していませんでした。自分の出演した映画が上映されるより嬉しかった」と、目を輝かせていました。次は女優に戻るけれど、監督は病みつきになる仕事、また撮りたいと意欲満々でした。
私にとっては、寮の部屋の壁にレスリー・チャンの若い頃のポスターがあったり、ハッケン・リーが歌ってヒットした「紅日」をウェイが壇上で勇ましく歌ったり、1990年代前半を懐かしく思い出した映画でした。
それにしても、ヒロインのウェイの気の強いこと! こんな女性に追いかけられた男の子は大変。ヴィッキー本人が演じたら、もうちょっと共感できたかなぁ〜 「自分は歳を取り過ぎていて、映画を台無しにしたくなかった」とのヴィッキーの弁でしたが、頑張って欲しかった! (咲)
配給:アルシネテラン
2013年/中国/中国語/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/131分/PG12/
公式サイト: http://www.alcine-terran.com/soyoung/
★2014年9月13日より新宿シネマカリテ他全国順次ロードショー
2014年05月25日
ポリス・ストーリー レジェンド(原題:警察故事2013 Police Story)
監督・脚本・編集:ディン・シェン
アクション監督:ヘ・ジュン
キャスト:ジャッキー・チェン(ジョン・ウェン)、リウ・イエ(ウー・ジアン)、ジン・ティエン(ミャオ)、グーリー・ナーザー(シャオウェイ)、リュウ・ハイロン(ファイター)、ジョウ・シャオオウ(ウェイ・シャオフー)、ユー・ロングァン(隊長)
ジョン・ウェン刑事は半年振りに一人娘ミャオに会った。待ち合わせた巨大なナイトクラブ「ウー・バー」のオーナーのウー・ジアンと結婚したいというのだ。仕事に追われ、家庭を2の次にしていたジョンをミャオは許せず、ことさら反抗的になっている。
娘との間が持てず、バーの中を見ていたジョンは、急に何者かに襲われ気を失ってしまう。気がつくと出入り口が封鎖され、ジョン親子を含めた十数人の客が檻のような囲いに閉じ込められていた。しかもあちこちに爆弾がしかけられ、警察もうかつに手が出せない。これはウーが巧妙に仕組んだ籠城事件だった。ウーの目的は何なのか?
冒頭シーンが、チラシ画像の「涙目で銃をこめかみに当てているジャッキー」のアップです。何が起こるの?とくいつくように観てしまいました。
『ポリス・ストーリー』第1弾が30年前(今観ても面白いです!)、香港のアクションを牽引してきたジャッキーも今年60歳になりました。アクションはこの前の『ライジング・ドラゴン』が最後、と言ってなかったっけ?と思いつつ、娘を思う父の心情がにじみ出るジャッキーに、全部封印しないでアクションもできるスターでいて、と応援したくなります。悪役のリウ・イエが新鮮。猫型少女のジン・ティエンも可愛いです。
監督は『ラスト・ソルジャー』でジャッキーが抜擢したディン・シェン。アクション監督が成家班のヘ・ジュン。ナイト・クラブでのバトルが多いですが、アクションのためのような作りなので(?)飽きさせません。トンネルだけは無駄に見えましたが。(白)
2013年/中国/カラー/108分/シネスコ
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2013 Jackie & JJ Productions Limited, Wanda Media Company Limited and Starlit HK International Media Company Limited All rights reserved
★6月6日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー