2015年10月10日

ハーバー・クライシス 都市壊滅(原題:痞子英雄 黎明再起)

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監督・脚本:ツァイ・ユエシュン
武術指導ロン・ユアン
出演:マーク・チャオ(ウー・インション)、ケニー・リン(チェン・チェン)、ホアン・ボー(シュー・ダーフー)、チャン・チュンニン(ラン・シーイン)、シュウ・ジエカイ(ホァン)

海港市(ハーバー・シティ)と本土を結ぶ橋が爆発。現場に居合わせた熱血刑事のウー・インションと、東署の頭脳明晰な若手刑事チェン・チェンが相棒となって捜査にあたることになった。橋を爆破した武装組織「夜行者/ナイトウォーカー」は交通網を遮断して海港市を陸の孤島にしたうえ、軍が秘匿していた特殊ミサイルを強奪した。標的は海港市の中枢。しかも、致死率の高い生物兵器ウイルスまで持っていることが判明。かつてない非常事態に直面した警察は果たして強大な敵に立ち向かえるのか?

『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1』(2012)の続編。ずいぶんと大規模な話になっています。監督は引き続きツァイ・ユエシュン。監督・脚本のみならず、敵の指揮官を長髪+髭で演じています。
熱血刑事と正反対のクールなイケメン刑事の二人は『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』(2013)ですでに共演済み。反目しながらも補いあう良きバディぶりを見せています。1作目にとぼけた味わいだったホアン・ボーは、今回はひたすら妻を気遣う愛情深い夫を熱演。アクションの中に人間的な要素を加えるのに一役も二役もかっていました。
陸海空のスケールの大きなアクションは、海外から集まったヒットメーカーの苦心の賜物。できるだけ大きなスクリーンで堪能してください。(白)


2014年/台湾/カラー/シネスコ/126分
配給:ツイン
(c)2013 Prajna Works Entertainment Co., Ltd. All Rights Reserved.
http://harborcrisis-movie.net/
★2015年10月10日(土)シネマート新宿ほか全国順次公開
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2015年09月05日

黒衣の刺客(原題:聶影娘 The Assassin)

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監督:ホウ・シャオシェン
原作:ハイ・ケイ
脚本:チュー・ティエンウェン、ホウ・シャオシェン
撮影:リー・ピンビン
音楽:リン・チャン
出演:スー・チー(インニャン)、チャン・チェン(ティエン・ジアン)、妻夫木聡(鏡磨きの青年)、忽那汐里(青年の妻)、シュー・ファンイー(ジャーチャン/ジャーシン)

唐の時代。隠娘(インニャン)は幼ないころから親の手を離れ、女道士のジャーシンのもとで暗殺者として育てられた。13年後、実家に戻った彼女の使命は、かつて許婚でもあった暴君ティエン・ジィアンを亡き者にすることだった。しかし、追い詰めながらどうしても彼にとどめを刺すことができず、自分にいまだ情があることに戸惑う。窮地に陥ったインニャンは、日本人の鏡磨きの青年に助けられる…。

台湾の名匠ホウ・シャオシェン監督8年ぶりの作品です。リー・ピンビンのカメラワークが美しく、見とれてしまいました。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しましたが、撮影賞は?といいたくなります。海外の俳優とのコラボを続けてきたホウ監督、今回は遣唐使としてやってきた青年に妻夫木聡を起用しています。粗末な衣に身を包み、愛妻の面影を抱いて笑みを絶やさない青年と、贅を尽くした宮殿に住み、華美な衣装でやたら怒りまくる不幸せな暴君ティエン・ジアンが好対照です。
ストイックな刺客を演じたスー・チーは、デビュー当時から20年近くずっと観ていますが、スタイルの良さと可愛らしさは変わらず、全然年取った感じがしません。今回は笑顔を封印して、舞踊のように美しいアクションを見せています。男性のアクションだと、力いっぱい技につぐ技の応酬を見せますが、こちらでは居合いのように一瞬の立ちあいが多く余韻を残します。師匠の道士役のシュー・ファンイーは高名な舞踊家だそうで、立ち姿からきりりとしています。ホウ監督の念願だったという初の武侠映画を、ぜひ大きなスクリーンでご覧下さい。(白)


2015年/台湾・中国・香港・フランス合作/カラー/スタンダードサイズ/108分
配給:松竹メディア事業部
(C)2015光點影業股イ分有限公司 銀都機構有限公司 中影國際股イ分有限公司
http://www.kokui-movie.com/
★2015年9月12日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月19日

『共犯』 原題 共犯  英題 Partners in Crime

7月25日より新宿武蔵野館 ほか全国順次公開
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Double Edge Entertainment (C) 2014 All rights reserved

監督:チャン・ロンジー 製作:チェン・ホンユエン、ジャッキー・パン
原作:シア・ペアウーヌーヌー
キャスト
ウー・チエンホー:ホアン・リーファイ
チェン・カイユアン:イエ・イーカイ
トン・ユィカイ:リン・ヨンチュン
ヤオ・アイニン:シャー・ウェイチャオ

ホアン、リン、イエの3人の男子生徒は、帰宅途中、通りがかった路地で女生徒シャーが変死しているのを発見。同じ高校に通っているけど、口もきいたことがなかったが、奇妙な縁で知り合った3人は、死の真相を探り始めた。友人もいなかった女生徒のお葬式に出かけ、友人と名乗る。留守がちな母親のことを知り、3人は女生徒の部屋に侵入し、何か手がかりはないか探る。そんな中から、彼女が同級生からいじめられていたのではないかという疑惑が持ち上がる。SNSの炎上、女生徒の日記、秘密の森と沼。少年たちの犯人捜しが復讐へと進むかに思わせながら、新たに起こる悲劇。話は思いがけない方向に展開する。
監督は本作が第2作目となるチャン・ロンジー。デビュー作は、視覚障害を持つピアニストを描いた『光にふれる』(12)。2作目は、前作とはガラリと違う学園ミステリー。現代の若者たちの孤独、いじめ、誤解、絶望、ソーシャルネットワークに振り回される社会を描く。

台湾の青春ものというと爽やかなものが多いけど、これは違う。社会に潜む悪意や、思い込み、社会からの疎外などを描いている。唯一の救いは、奇妙な縁で知り合った男の子たちの探究心、冒険心。たぶん、友人も少ないメンバーなのだろうけど、これが縁で、何かを一緒にやってゆくという手ごたえをつかんだのではないかなと思った。しかし、心の問題に向き合う大人たちのそっけなさ、事務的な仕事も描いていた。これが現実だとすると、ちょっと寂しい。(暁)

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Double Edge Entertainment (C) 2014 All rights reserved
2014年 台湾 上映時間89分
配給 ザジフィルムズ
オフィシャルサイト http://www.u-picc.com/kyouhan/
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2015年01月18日

KANO〜1931海の向こうの甲子園〜   原題:KANO

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製作総指揮:ウェイ・ダーション(魏コ聖)
監督:マー・ジーシアン(馬志翔)
脚本:ウェイ・ダーション(魏コ聖)、チェン・チャウェイ(陳嘉蔚)
プロデューサー:ウェイ・ダーション(魏コ聖)、ジミー・ホアン(黄志明)
出演:永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン(曹佑寧) /大沢たかお
主題歌:「風になって〜勇者的浪漫〜」Rake、中孝介、ファン・イーチェン(范逸臣)、スミン、ルオ・メイリン(羅美玲)(EPICレコードジャパン)

日本統治時代の台湾。1929年、嘉義農林学校(KANO)野球部に、名門・松山商業を率いた近藤兵太郎(永瀬正敏)が監督として就任する。日本人、台湾人、台湾原住民の3民族からなる弱小チームだったが、鬼監督近藤の愛ある猛特訓で、1931年、ついに台湾代表となり、夏の甲子園に出場する。一球たりとも諦めないKANOは、決勝戦まで勝ち進む・・・

☆12月1日に行われた来日記者会見の模様は特別記事でどうぞ!
http://www.cinemajournal.net/special/2015/kano/index.html
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製作総指揮のウェイ・ダーション(左)とマー・ジーシアン監督(右)


2014/台湾/185分/制作会社:果子電影有限公司(ARS Film Production)
配給:ショウゲート(C)果子電影
公式サイト:http://kano1931.com
★2015年1月24日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
posted by sakiko at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月14日

天空からの招待状 原題:看見台湾

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企画・監督・撮影・編集:チー・ポーリン 製作総指揮:ホウ・シャオシェン 
音楽:リッキー・ホー  
中国語版ナレーション:ウー・ニエンチェン 日本語版ナレーション:西島秀俊
12月20日(土)より、シネマート新宿、シネマート六本木ほか全国順次公開!
英題:Beyond Beauty, TAIWAN FROM ABOVE

企画・監督・撮影・編集まで手がけたチー・ポーリン監督は、國道新建工程局の公務員として、20年以上台湾を上空から撮り続けていた。その間に、台湾の姿がどんどん変わっていることに気づき、その事をたくさんの人に知らせたいと、公務員を退職してこの映画を作った。
全編、空撮というかつてない手法を用い、台湾の今を見つめたドキュメンタリー
カメラはフォルモサ(麗しの島)と呼ばれる美しい、山・海・田園など、台湾の様々な姿を捉える一方で、工場の煙突から噴き出る白煙や、工場排水が流れて汚染されている河川など、環境破壊の実態も浮き彫りにする。
また、自然環境だけではなく、日々の暮らしや日常の営みも映し出す。ラストは台湾最高峰の玉山(3952m)頂上から原住民の子供たちが誇り高く歌う姿が映し出される。
製作総指揮はホウ・シャオシェン(『悲情城市』)。劇中の演唱は『セデック・バレ』で主役を務めたリン・チンタイ。中国語ナレーションはウー・ニエンチェン監督(『多桑さん』)が務めた。日本公開版ナレーションは西島秀俊が担当。
台湾のドキュメンタリー映画史上最高の製作費3億3,500万円を投入。公開時は口コミで話題が広まり3ヶ月半以上のロングランで大ヒット。観客動員100万人以上、興行収入7億円を記録し、ドキュメンタリー映画ながら2013年の台湾興収第3位にランクイン。そして、2013年台湾金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。

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チー・ポーリン監督


以前、台湾を自転車で一周したドキュメンタリー映画『練習曲』を観た時、いつか台湾を一周してみたいと思ったことがある。この作品は空から台湾を映し出して、様々な場所を紹介し、台湾の今を伝えてくれた。台湾の美しい姿を見せてくれる一方、環境汚染についても伝えてくれて、河の汚染などは空から見ると一目瞭然。都市の姿や、農村での作業風景まで、空から見ると、今まで見慣れた風景とは違って見えて新鮮だった。今度は空から台湾を見てみたいと思った(笑)。
私も飛行機で移動するときは、いつもカメラを持ち、空からの景色を写しているが、やはり空から地球を見るというのはわくわくする。日本を空から映した映画もぜひ観てみたいと思った(暁)。


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ⓒTaiwan Aerial Imaging, Inc.

2013年/台湾/93分/中国語/ワイドスクリーン/カラ―/5.1ch
後援:台北駐日経済文化代表処、台湾観光協会 
協力:亜東親善協会、日台経済文化交流会、ニチホランド、アミューズソフトエンタテインメント、Google 
提供・配給:アクセスエー、シネマハイブリッドジャパン  
配給協力・宣伝:フリーストーンプロダクションズ
宣伝協力:村井卓実
 
posted by akemi at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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