2018年12月09日

春待つ僕ら

harumatu.jpg

監督:平川雄一朗
原作:あなしん
脚本:おかざきさとこ
撮影:小松高志
音楽:高見優
主題歌:TAOTAK
出演:土屋太鳳(春野美月)、北村匠海(浅倉永久)、小関裕太(神山亜哉)、磯村勇斗(若宮恭介)、杉野遥亮(多田竜二)、稲葉友(宮本瑠衣)

春野美月は、これまで友達ができず一人寂しい思いをしてきた。高校入学をきっかけに自分から働きかけるように努力するが、なかなか「ぼっち」から抜け出せない。バイト先のカフェが唯一の自分の場所だった。ある日そのカフェに、バスケ部のイケメン四天王とよばれている1年の永久(とわ)、瑠衣、2年の恭介と竜二がやってくる。くったくのない彼らは美月を仲間に引き込んで、なにかと一緒にすごすようになる。そんな美月を幼馴染の亜哉(あや)が見守っていた。亜哉はアメリカに留学し、バスケの超有名選手となって戻ってきていた。

イケメンのスポーツ選手と引っ込み思案の女子、そこへ幼馴染がからんでくるという青春王道もの。人気の若手が揃ったこのメンツ、「え、高校1、2年生かい!」と突っ込みました。いくら制服が強力アイテムとはいえ、高校3年でも大学生の設定でもいいんじゃない?同名原作漫画(絵柄が可愛い。累計380万部突破!?すごい)がそうなのですが、もっと年齢相応の役をやらせてあげたいです。ちょうどの、もっと若手はいないのか?
とはいえ、おくてな美月と天然の永久、戻ってきた幼馴染の亜哉との今後が気になるストーリーです。このメンバーで続編ができるのでしょうか?なんやかや言いましたが、やっぱり先が観たいです。(白)


2018年/日本/カラー/シネスコ/109分
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会
http://wwws.warnerbros.co.jp/harumatsumovie/
★2018年12月14日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 14:35| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

旅するダンボール

tabisuru.jpg

監督:岡島龍介
製作:汐巻裕子
撮影・編集:岡島龍介
L.A.撮影:サム・K・ヤノ
音楽:吉田大致
ナレーション:マイケル・キダ
出演:島津冬樹

段ボールアーティスト島津冬樹さんの活動に密着したドキュメンタリー。大学生のころから、ただただ純粋に段ボールに魅せられている島津さんは、国内外で道端やゴミ捨て場にうち捨てられている段ボールを拾い集める。ゴミだった段ボールからたった一つの財布を作り出したことから、島津さんの活動が始まった。ガラクタから価値あるものを生み出す「アップサイクル」は世間の目を集め、展示やワークショップを通じて広がっていく。ある日、市場で可愛いキャラクターの描かれた「徳之島産のジャガイモの段ボール箱」に目が止まる。島津さんはその作り手を捜し出すことになり、カメラはその旅を追ってどこまでも行く。

試写を観て「こんなにユニークな人がいるとは!」と驚きました。大手の広告会社に勤めたときのエピソードも型破りで、本人はガチガチの芸術家ではなく、いたって飄々としています。段ボール愛に突き動かされて、地球のどこまででも段ボール拾いに出かけ、見つけたお宝をリュックやケースにいっぱい詰めて意気揚々と帰ってきます。小さいころから好きだったモノ集めが、今に繋がっています。段ボールのお財布から始まった「Carton」の活動が、海を渡って海外にも広がりリサイクルよりさらに進んだ「アップサイクル」となり、多くの人の目を開かせています。段ボールから始まった人と人との繋がりは、やはり「あったかい」ものでした。
かくいう私も段ボール熱に感染、島津さんにインタビューしましたのでご覧下さいね。最近は近所の酒屋さんに「収集前の段ボールの中から欲しいものがあったらもらえる」許可をいただきました。その前にうちにある段ボールでワークショップのおさらいをしなくては。(白)


2018年/日本/カラー/91分
配給・宣伝:ピクチャーズデプト 特別協賛:サクラパックス株式会社
(c)2018 pictures dept. All Rights Reserved.
http://carton-movie.com/
Facebook https://www.facebook.com/fromallcornersthemovie/
Instagram https://www.instagram.com/from_all_corners/?hl=ja
★2018年12月7日(金)YEBISU GARDEN CINEMA/新宿ピカデリーほか全国順次公開

「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」
映画公開と同じ12月7日に、島津冬樹さん初のエッセイ本が発売されます。
これまでの旅の記録や語り尽くせない段ボール愛、段ボールクラフトの作り方までたっぷりつまっています。
ぜひ映画とあわせてごらんください。

danboru.jpg

著者 : 島津冬樹(文と絵)
発行 : 柏書房
出版年月日 : 2018/12/7
ISBN : 9784760150731
判型・ページ数 : 4-6・208ページ
定価 : 本体1,400円+税
posted by shiraishi at 16:38| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選挙に出たい

senkyo.jpg

監督・撮影・編集:ケイヒ
出演:李小牧

中国・湖南省出身の李小牧さんは、1988年留学生として日本にやって来た。日本で勉強して祖国に貢献したいと考えていた李さんは、生活のために様々な職業を体験する。中国人観光客を相手に、飲食店や風俗店をガイドする「歌舞伎町案内人」として身を立て、その経験が本になり映画にもなった。そんな李さんが、中国籍を捨て日本に帰化して、2015年に新宿区議選に立候補した。そこまでして政治家になろうとする理由は何か?
自身も日本在住の中国人女性、ケイヒ監督が李さんの選挙活動に密着した。

IMG_7247.jpg
試写室にかけつけた李小牧さん

李小牧さんの著書「歌舞伎町案内人」は評判を呼び、2004年(張加貝監督)に、チューヤン(李暁強)、山本太郎(劉剛)のキャストで映画化されています。チューヤンといえば、1998年人気のテレビ番組「進ぬ!電波少年」で過酷なヒッチハイクの旅をするユニット 朋友(パンヤオ:チューヤン、伊藤高史)の一人でした。今は香港に戻ってディレクターになっているそうですし、共演した山本太郎さんは2013年から参議院議員です。
挨拶に登場したケイヒ監督(暗くて写真失敗)は河北省の出身。中国の大学で日本語を専攻、ジャーナリストを目指して来日したそうです。途中から映像の道に進み、英国で映像製作を学んだ方。知的でクールな印象で日本語も正確でした。李小牧さんは長く日本にいるわりに日本語が不確かなところがあるのですが明るく賑やか、人好きのする方でした。選挙運動中罵声を受けても腐ることなく、街頭で話し続けます。離婚した妻子まで選挙運動を手助けしていたのが印象的。(白)


選挙権を得た40年以上前、政治に全然期待できなくて、「選挙なんて意味がない」と思って以来、ずっとその思いがある。20歳の頃は選挙になんて行くものかと思っていたけど、一応ずっと参加している。でも、私が投票した人はほとんど当選していない。なので、やはり選挙に行くのが嫌になることも多い。今まで日本の政治に自分の思いが反映されたことがないから。
そんな思いでいたら、なんと中国から日本に帰化してまで選挙に出た人がいるという。いったいどういう思いでと思っていたら、出馬の原点は文化革命だという。中国では選挙権自体がないというのは知っていたが、なかなか自分の思いは反映されなくても、選ぶ権利があるというのはやはりいいことなのだろう。これからも選挙に行き続けるしかないかな。(暁)


◆『選挙に出たい』シネマジャーナル紹介記事

特別記事 
山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 高野史枝記事内
http://www.cinemajournal.net/special/2017/yamagata/index.html#p02

スタッフ日記
座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルに行ってきました2
宮崎暁美記事内
http://cinemajournal.seesaa.net/article/456954971.html

thumbnail_DSCN4397補正.jpg

2018座・高円寺ドキュメンタリーフェステイバルでの李小牧さん

2016年/中国、日本/カラー/シネスコ/78分
配給:きろくびと
http://kiroku-bito.com/election/
★2018年12月1日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 13:48| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

jam

jam.jpg

監督・脚本:SABU
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
撮影:柳田裕男
音楽:松本淳一
出演:青柳翔(横山田ヒロシ)、町田啓太(西野タケル)、鈴木伸之(川崎テツオ)、秋山真太郎(山下)、八木将康(金城)、小澤雄太(世良)、小野塚勇人(滝口)、佐藤寛太(前島)、野替愁平(港町)、筒井真理子(向井昌子)、清水くるみ

横山田ヒロシは場末の演歌歌手。熱いファンに支えられながらメジャーではない自分に空しさを感じている。コンサート後の恒例のファンミーティングも、ファンに押され気味。帰り道で熱心なファンの一人、向井昌子がヒロシを待ち構えていた。西野タケルは恋人がヤクザの抗争の流れ弾にあたり、意識不明の状態が続いている。毎日良いことをし続ければ彼女の目が覚める、と信じているまじめな青年。ヤクザの構成員の川崎テツオは一人で罪をかぶったものの、残していく祖母の世話をする約束を反故にされたのを知り、出所後に復讐を果たそうとしている。
この3人が思わぬところで交錯して運命が転がっていく。

IMG_7154.jpg

TIFFでの舞台挨拶@EXシアター(2018年11月1日)レポはこちら

EXILEのHIROプロデュースによるオリジナルの新作。SABU監督と劇団EXILEがコラボし劇団EXILEのメンバー総出演が実現しました。全く関わりのない人生を歩んでいるかに見える3人が、実は微妙に接触していてその糸がほどけていきます。SABU監督の脚本と演出は、このドラマをスピード感たっぷりに展開し、観客がひきこまれていきます。
演歌歌手をとりまくおばさまたち、熱い視線がほとんど少女のようです。ただただ自分のアイドルを見つめているのが、純情というか健気というか。はたから見るとかなり痛いのですが、本人達は幸せ。まるで自分の姿を見るようでした(実はミーハーで嵌りやすい筆者)。母親役を見慣れた筒井真理子さんの演じる、アイドルへの濃すぎる愛でふりきってしまう昌子の姿がすごいです。鬼気迫る快×怪演。EXILEメンバーの一人ひとりが活躍していますので、ファンは必見。(白)


2018年/日本/カラー/シネスコ/102分
配給:LDH PICTURES
(C)2018「jam」製作委員会
https://ldhpictures.co.jp/movie/jam/
★2018年12月1日(土)より新宿バルト9ほか全国公開
posted by shiraishi at 13:42| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脱皮

『脱皮』  脱皮しない蛇は滅びる ニーチェ


劇場公開日 2018年12月1日、2日 
渋谷ユーロスペースにて モーニングロードショー

監督:大木一史
脚本:渡辺典子、大木一史
プロデューサー:佐藤慶子
ラインプロデューサー:有馬尚史
音楽監督:佐藤慶子

キャスト
和泉妃夏
伊藤寛明
岩田継昭
小黒三重子
まろ

(チラシより)
山間の美しい村を流れる川に、一人の女が流れ着いた。
偶然居合わせた村に住む能面師がその女を助ける。
だが、女は自分の素性は一切明かさない。
吐く言葉はすべて嘘にまみれている。
次第に不信感を募らせる村人たち。
女は、日がな一日川に浸かり何かを探し続けている。
女が探しているものは、一体何なのか。

映画は、自然豊かな村に現れた虚言癖のある女性(主演女優・和泉妃夏さん)に、村民たちの生活がかき乱されながらも触れ合いを通じ製作て成長し、新たな人生へと向かう姿を捉えた物語。
シネマジャーナル読者の方が脚本に協力している。

『脱皮』は、長野県下條村と天龍村を舞台に、音楽家の佐藤慶子さんがプロデュースし、NHK連続テレビ小説「おしん」の製作に携わった大木一史さんが監督を務めた自主製作映画で、長野県飯田市中央通りの飯田センゲキシネマズで23日から先行上映が始まっている。初日は監督や金田憲治下條村長らが舞台あいさつし、村の魅力や撮影の苦労話で会場を盛り上げた。飯田での上映は12月5日まで。
佐藤さんが運営し、大木監督が指導する演劇ワークショップの生徒が中心のキャスティングで、下條村民十数人もエキストラとして出演。村の古民家や神社、ソバ畑、和知野川など各所で撮影が行われた。
(暁)

製作年2018年
製作国日本
上映時間103分
posted by akemi at 06:29| Comment(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。