2017年02月19日

きょうのキラ君

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監督:川村泰祐
原作:みきもと凜
脚本:中川千英子
音楽:富貴晴美
主題歌:Alexandros「今まで君が泣いた分取り戻そう」
出演:中川大志(キラ/吉良ゆいじ)、飯豊まりえ(ニノ/岡村ニノン)、葉山奨之(矢部和弘)、平祐奈(矢作澪)、岡田浩暉(キラの父・吉良幸平)、三浦理恵子(岡村かのん)、安田顕(岡村隆弘)

人と関わるのが苦手で、いつも前髪で顔を隠している女子高生ニノ。それなのに学校一のモテ男、イケメンの“キラ君”に恋してしまった。初めての気持ちに戸惑い、インコの“先生”だけに気持ちを打ち明ける。毎日そっと遠くからキラ君を見つめていたニノは、ある重大な秘密を知ってしまった。彼の役に立ちたい!と、思わず「わたし365日、キラ君といっしょにいます!!」と宣言してしまう。

原作は『近キョリ恋愛』(2016)の、みきもと凜さん。高校生の恋愛モノは、渦中の人も過ぎた人も共感できることが多そうです。恋する相手もいかにも王子なキラ(中川大志くんぴったり)、長身+イケメンしかもいいヤツ(男子も惚れる)ときたら最強。そんな彼のある秘密を知ってしまったら、ニノのように支えてあげたくなるじゃありませんかっ。地味〜で友達のいなかったニノがどんどん可愛くなっていくのも道理。「恋する女は綺麗」になるのです。
飯豊(いいとよ)まりえさんは『MARS〜ただ、君を愛してる〜』(2016)での役名が麻生キラでした。二人の傍でバックアップ?する葉山奨之(はやましょうの)くんと平祐奈(たいらゆうな)さんは『青空エール』にも出ていました。二人ともきっちり印象に残る俳優さんたちです。きっと[センターに立つ日]が来るでしょう。(白)


2017年/日本/カラー/ビスタ/109分
配給:ショウゲート
(C)2017「きょうのキラ君」製作委員会
http://kirakun.jp/
★2017年2月25日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

息の跡

2017年2月18日  ポレポレ東中野にてロードショー ほか 全国順次公開
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監督/撮影/編集 小森はるか
プロデューサー 長倉徳生 秦岳志
出演 佐藤貞一

ひとりのたね屋が綴った、彼の町の物語

岩手県陸前高田市。東日本大地震による津波で流され荒涼とした大地に道路が走り、その脇にぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」がある。自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんが跡地に自力でプレハブを建て営業を再開している。廃品や瓦礫を使ったユーモラスな手描きの看板や苗木のカート。水は缶詰の空き缶で手掘りしたという井戸からポンプで汲みあげ、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土を作る。種を植え芽が出て葉が増え苗木になる。そんな、創意工夫の生活の中から苗木を作り販売しながら、佐藤さんはその合間に地震の時の自らの体験や状況、その後の生活や想いを綴り、独習した英語で書き自費出版した。さらに、その後の想いや、陸前高田の歴史や文化なども盛り込んだり足して、どんどんページが増え改訂版?も作っているらしい。
タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。佐藤さんがその一節を朗々と読みあげるシーンは、まるで壮大な物語の語り部のよう。さらに、中国語版やスペイン語版も作ろうと挑戦する姿も映し出される。
佐藤さんは、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか? 日々の種屋の生活や祭りの光景なども描かれ、復興され底上げされてゆく土地も迫ってくる。この種屋の土地も底上げのため、そろそろたたまなくてはならない。そして佐藤さんは、また別の土地で新たに種屋を再会する準備に取り掛かる。
小森はるか監督は2011念の震災の後、大学の同級生である瀬尾夏美とともにボランティアとして訪れたことをきっかけに、この地に通うようになり、2012年の春陸前高田市のとなり町に引っ越し、映像記録を撮り続けている。
「緑が萌えると人は勇気づくでしょ。慰められるんだよ。だからたね屋は前向きでいられるのかもね。」と佐藤さんは笑っていました。でも「この緑は、たくさんの人が流した涙を吸って芽吹いた命の色だと思うよ」と優しく付け足しました。津波によって失ったものも、まちの人々が抱えた悲しみも、佐藤さんはたね屋の目線で見ることに徹底していました。わたしは、英語で震災の手記を書く人ではなく、「たね屋」としての佐藤さんを記録したいと思うようになりましたと語っている。

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独学で勉強したという佐藤さんの外国語だが、佐藤さんが朗読する英語や、中国語で歌う歌の発音はとても上手。とても独学とは思えない。天性の才能を感じた。そして、あるものを使ってうまく再利用する姿や、生活を楽しくするためのユーモアになんだかとても癒される。ほんとは、大変な生活なのだけど、そんなことは意に介せず、もくもくと生活する姿に頼もしさも感じる。ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる佐藤さんの姿だが、最後には再生と復興の象徴にも見えて、種屋の生活が至高のものに感じられるようになった。(暁)

(C) 2016 KASAMA FILM+KOMORI HARUKA

公式HP www.ikinoato.com
2016年/日本/93分
配給 東風
posted by akemi at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スプリング、ハズ、カム

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監督:吉野竜平
脚本:吉野竜平、本田誠人
撮影:清水絵里加
出演:柳家喬太郎(時田肇)、石井杏奈(時田璃子)、朴路美(夏川真希子)

広島でタクシー運転手をしている時田肇は、妻が亡くなってから一人娘の璃子を男手ひとつで育ててきた。この春、東京の大学へ進学することになった璃子と部屋探しのため、2月のある日二人で上京する。あちこちの不動産屋を回って場所や値段の折り合うところを探して歩く。新宿で働く妻の妹の真希子が昼休みに駆けつけてくれた。初めて一人ずつになる父と娘を気にかけてくれるが、肇はなんとかなるよと答える。

受験シーズンもほぼ一段落、春からの新生活を控えている方々も多いことでしょう。ちょうどこの作品のように、アパート探し中の親子もいるはず。初めて親元から離れる息子や娘、送り出す父と母。事件が起きるわけでもない、小さなエピソードを積み重ねたある一日のお話ですが二人には特別の日。自分が自立した日、あるいは子どもと別れた日を思い出してちょっとほっこりしたり、胸がきゅっとなったりします。
吉野竜平監督は『あかぼし』(2013)で注目されました。夫に出て行かれ、心が不安定になってしまった妻を朴路美さん。母を必死で支える小学生の息子が健気でした。今回は子離れ、親離れする寂しさがあるものの、それぞれの新しい生活に幸多かれと祈りたくなる暖かい作品です。チラシやHPも桜色です。(白)


2015年/日本/カラー/ビスタ/102分
配給:エレファントハウス
(C)「スプリング、ハズ、カム」製作委員会
http://springhascome.xyz/

★2017年2月18日(土)より新宿武蔵野館
2月25日(土)より渋谷ユーロスペース
その他 柳家喬太郎の落語会に合わせて、巡業ロードショー
posted by shiraishi at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月18日

春の映画祭 つぎつぎと

◆第4回グリーンイメージ国際環境映像祭

▽2017年3月3日(金)〜5日(日)
 3日(金) 11:45 – 21:45 [開場 11:30]
 4日(土) 11:00 – 18:50 [開場 10:45]
 5日(日) 11:00 – 16:45 [開場 10:45]
▽日比谷図書文化館コンベンションホール
 東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階
*スケジュールなど詳細は公式サイトまで
 http://green-image.jp/festivals/4th/
▽参加
 協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円
 3日間通し券3,000円 中学生以下無料
 事前予約不要 当日会場にて

◆大阪アジアン映画祭

▽2017年3月3日(金)〜12日(日)
▽会場
 梅田ブルク7
 ABCホール
 シネ・リーブル梅田 3,4F
 阪急うめだホール
 国立国際美術館(中之島) 
*スケジュールなど詳細は公式サイトまで
http://www.oaff.jp/2017/ja/index.html
▽チケット
 2月18日(土)10時から発売。
全国のチケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルK・サンクスのほか、ぴあwebサイト予約、ぴあ電話予約にて。

◆東京アニメアワードフェスティバル2017

▽2017年3月10日(金)〜13日(月)
▽会場 東京・池袋
 新文芸座、シネマサンシャイン池袋、池袋シネマロサ、池袋HUMAXシネマズ、シネ・リーブル池袋ほか
▽プログラム
・コンペティション部門 長編 短編
・招待部門
・こどもアニメーション部門

*スケジュールなど詳細は公式サイトまで
 http://animefestival.jp/ja/
▽チケット
DMM.E(スマホ利用/アプリをダウンロード・会員登録)にて電子チケット販売。限定通し券あり。
スマホご利用でない方はこちら。劇場での対応はできません。
前売りは2月1日から3月8日まで販売。
posted by shiraishi at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月12日

相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

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監督:橋本一
脚本:太田愛
撮影:会田正裕
音楽:池頼広
出演:水谷豊(杉下右京)、反町隆史(冠城亘)、北村一輝(黒衣の男)、山口まゆ(鷺沢瑛里佳)、鹿賀丈史(マーク・リュウ)、仲間由紀恵(社美彌子)、及川光博(神戸尊)、
石坂浩二(甲斐峯秋)

7年前、“高度な政治的判断”により闇に葬られた事件があった。英国の日本総領事館で凄惨な集団毒殺事件があり、ただ一人生き残った少女は何者かに連れ去られていた。この事件はニュースにもならず、国民は知るよしもなかった。
国際犯罪組織“レイブン”を長年追ってきた国際犯罪情報事務局の元理事マーク・リュウが、日本にレイブンが潜伏していると来日する。警視特命課の杉下右京と冠城亘は社美彌子の指示で、リュウの案内役をつとめていた。リュウの部下が殺害され、犯人とみられるグループは7年前に誘拐した少女 鷺沢瑛里佳の現在の姿を動画で公開。7年前の事件にふれ、9億円の身代金を要求したうえ、もし前回のように拒否すれば「大勢の人が見守る中、日本人の誇りは砕け散るだろう」と脅迫した。彼らはレイブンなのか?今再び事件を起こすのはなぜなのか?メッセージの意味するところは?

2000年にテレビの単発ドラマとして始まり、2002年からは連続ドラマに変わり大人気シリーズとして定着している「相棒」。水谷豊と右京さんは同じコインの裏表のように、ぴったりと馴染んでいます。寺脇康文、及川光博、成宮寛貴と相棒が変わるたび劇場版が制作・公開されきました。第4弾となる本作は、法務省からキャリアとして警視庁入りした冠城亘を反町隆史が演じています。長身の冠城が隣に並んでも右京さんの存在感はゆるぎません。こういうふうに切れるだけでなく情もある人がほんとにいるといいんですけどね。いますように。
テロとの戦いに誰がどう向き合っていくのか、今やフィクションと言っていられない時代です。半世紀前の東京オリンピックとは全く違う環境なのに、引き受けちゃって大丈夫なんでしょうか。と現実の心配をしてしまうくらい後半がスリリングに進んでいきます。(白)


2017年/日本/カラー/120分
配給:東映
(C)2017「相棒-劇場版IV-」パートナーズ
http://www.aibou-movie.jp/
★2017年2月11日(土)丸の内TOEIほか全国順次ロードショー
posted by shiraishi at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする