2017年09月20日

福島映像祭

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日時:9/16 〜 9/22
会場:ポレポレ東中野
東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
福島映像祭公式HP
http://fukushimavoice.net/fes/fes2017

プログラム:
9/17(日) 10:40 『Life 生きてゆく』上映後
 笠井千晶監督 舞台挨拶

9/18(月祝) 10:40 『福島 生きものの記録 シリーズ5』上映後
 岩崎雅典監督 舞台挨拶

9/20(水) 10:40『被ばく牛と生きる』上映後
 松原保監督 舞台挨拶

9/21(木) 10:40『Life 生きてゆく』上映後
 笠井千晶監督 舞台挨拶

9/22(金) 10:40 「特別プログラム」
『福島から6年、チェルノブイリから31年』
参考上映作品上映後トーク
 伊藤憲(『怪物君』監督)×本橋成一(『ベラルーシ再訪2017』監督)

すっかり遅れてすみません。
まだ上映中ですので、ぜひお出かけください!(白)
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2017年09月12日

『デンジャラス・ドックス』  ドキュメンタリーオムニバス

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レバノンの難民キャンプ、松山・道後の祭、そしてロンドン・・・
それぞれの場所で捉えた人間模様

◆Vol.1『男が帰ってきた』(A Man Retuned)
監督:マハディ・フレフェル 
2016年/ レバノン/33分
ベルリン国際映画祭2016・短編部門 銀熊賞受賞
ヴィンタートゥール短編国際映画祭2016・国際部門グランプ リ受賞 
ウィーン短編国際映画祭2016・国際部門グランプリ受賞

暗闇で電話する男。「どんな不可能も可能にしなくては」「神が守ってくださる」
26歳のレダ。レバノンのパレスチナ難民キャンプ、アイン・ヘルワを脱出し、3年間ギリシャに滞在していたが、強制送還され戻ってきた。恋人との結婚を決意するレダ・・・

7段はあるウェディングケーキにナイフを入れ、生演奏にあわせて踊る二人。そんな結婚式の日にも、レダは裏でヘロインを売る。レダも連れ帰った猫も薬中。薬に頼って生きていくしかないのか、花嫁は知っているのか・・・とちょっとつらい気持ちに。


◆Vol.2『渦』(UZU)
監督:ガスパール・クエンツ
2016年 /日本/27分
ベロオリゾンテ短編映画祭2016・審査員特別賞受賞。
シネマ・アイ・オナーズ2016短編部門・世界の10作品に選出
セルビア民族学映画祭2017グランプリ

大きな神輿の周りに集まる男たち。掛け声に合わせて担ぎ上げ前進する。決して地につけてはいけない。必死で下にもぐりこみ、血を出し、担ぎ出される男も・・・
大神輿を中心に男たちが渦巻く様を捉えた一作。

愛媛県松山市道後で行われる秋祭り。
日本在住15年になるフランス人監督の目線で捉えた祭りに挑む男たち。


◆Vol.3『シット・アンド・ウォッチ』(Sit and Watch)
監督 フランシスコ・フォーブス、マシュー・バートン
2016年/イギリス/37分
ヴィジョン・デュ・レール国際映画祭2016・中編グランプリ 受賞

会議場、オンラインでSEXを見せる仮面の男女、テムズ川のボートツアーガイド、ムエタイのボクサー、深夜バスで喧嘩する乗客、そして、色の違う様々な人種の集う聖書研究会。
ボートがロンドンの町を静かに移動していく。移民や貧困層の住む高層アパートから、国会議事堂へ・・・

同じロンドンの町でも、これだけ様々な日常がある。
だからって、多様な社会の中で、自分を受け入れて生きるしかないなぁ〜

配給:神宮前プロデュース
3作品合計100分 
公式サイト:http://jgmp.co.jp/docs
★2017年9月23日(土)より渋谷ユーロスペース、9月30日(土)より新宿ケイズシネマにて公開 



「あゝ、デンジャラス祭りin 新宿ど真ん中」
新宿のど真ん中「モア4番街」を1日封鎖しての映画祭。

【日時】9月21日(木)

14:00より予告編・特別映像等、各種映像上映
17:00/20:10『あゝ、荒野』ダイジェスト(爆音サイレ ント上映)
18:30/19:20『デンジャラス・ドックスvol.2/渦 』(爆音サイレント上映)

https://shinjuku0921.tumblr. com/




posted by sakiko at 17:40| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

三里塚のイカロス

2017年9月9日(土)よりロードショー
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(C) 2017 三里塚のイカロス製作委員会


監督・編集:代島治彦/撮影:加藤孝信/音楽:大友良英

成田空港、滑走路の下に“あの時代”が埋まっている。
三里塚の農民とともに国家権力と闘った若者たちの“あの時代”と“その後の50年”

本作は『三里塚に生きる』(2014/監督・撮影:大津幸四郎、監督・ 編集:代島治彦)の姉妹編。『三里塚に生きる』が国家と闘った農民を中心に描いたのに対し、本作は農民と共に闘った若者たちのその後を描く。
三里塚の空港反対闘争を指導した農民運動家、三里塚闘争の現地責任者だった元中核派政治局員、農民支援に入った農家の若者と恋をして結婚した女性達、そして元空港公団職員など、空港反対闘争によって人生が大きく変わった方たちが、“あの時代”と“その後の50年”の記憶を語る。
ある日突然、ここに空港を作るから出て行きなさいと言われた農民たち。土地を守るための農民たちとその闘争を支援した人たちの闘い。それが、日本最大の国家権力に対する抵抗運動、成田空港建設反対闘争だった。成田市三里塚の農村地帯に巨大空港を作ることを決定した政府による暴力的な土地収奪に農民たちは抵抗運動を開始。そして農民たちの思いに共鳴した若者たちが集まり、国家権力との闘いは大きなうねりになっていった。
しかし空港は作られた。あれから50年。“三里塚→成田”から、毎日海外旅行へと人々が旅立っていく。
そこでかつて何があったのか、多くの若者たちは知らない。成田空港のその地に“あの時代”が埋まっていることを忘れてはならないと、この映画は作られた。
三里塚現地責任者を務めた元中核派政治局員・岸宏一さんは、本作完成後の2017年3月26日、谷川岳で遭難し、本作が最後の貴重な証言となった。撮影は小川プロ出身の加藤孝信。

三里塚闘争の頃、中学生〜高校生だった。自分が耕している農地が、「ある日突然、空港になるから出ていけ」ということになって、怒った農民たちが行動を起こした。その農民たちの姿に共感したのを覚えている。そして、成田空港ができたあとも、この空港を利用すまいと思った。でも初めて海外に行った1990年頃は羽田からの国際便がほとんどなくて、成田を使わないわけにはいかなくて、仕方なく使った。すごく後ろめたかった。
その後、羽田からも国際便があるようになって成田は遠のいた。今では羽田から海外に行く。羽田からの国際便が増えた事情を考えると、あの成田闘争(三里塚闘争)はなんだったのかと、『三里塚に生きる』を観た時に思った。だったら最初から羽田空港を広げられなかったのかと思ったのだった。
そして、この作品でびっくりしたのは、闘争に参加した女子学生で、この地の農家に嫁いだ女性が結構いたこと。その視点で考えたことはなかったので。彼女たちの生きてきた道を思い、その地で生きる決心をしたことの力強さに頼もしく思った。
そして、空港の反対闘争に参加した人だけでなく、一方の当事者だった元空港公団職員で、用地買収を担当していた方の話も聞けたのは貴重だった。自宅を爆破までされてしまったということを知り驚いた。
国の都合で物事が決まって当事者たちが振り回されたというのは、ここでもそうだったのかとの思い。あれから50年以上たっているけど、ここに暮らす人たちの思いはきっと変わらないのだろうと思った。(暁)

数年前、成田空港からどこへ向かった時か忘れたけれど、飛行機が滑走路で離陸待ちをしていた時、窓の外に三里塚闘争の時のやぐらが見えて、まだあったのかと感慨深く思ったことがありました。
思えば、私が三里塚闘争のことを深く意識したのは、1978年春のこと。初めての海外旅行でイランに行くのに、開業間もない成田空港から飛び立つはずでした。どうやって遠い成田空港まで行こうかと思っていた矢先、開港予定日の4日前の3月26日、反対同盟を支援する新左翼グループが空港管制塔を占拠し破壊。開港が遅れ、私は羽田から飛び立ったのでした。
そも、なぜあんな不便なところに国際空港を建設する必要があったのでしょうか? 当時は、羽田は夜間飛行制限があるから作れないとのことでした。でも、今や、羽田は国際空港として機能しているではないですか。
農民たちから無理矢理土地を奪うという国家による暴挙! 本作では、その農民たちを支援して政府に声をあげた若い人たちのことを追っていて、その情熱や、その後の様々な人生に、ただただ驚くばかりでした。怪我や骨折覚悟で抵抗運動に身をやつした人たち・・・
闘争に人生を賭け結婚もできなかった男性が、年老いた母親の下の世話をしなければならないと語っている姿が、なんとも虚しかった。今の日本で、ここまでして権力に声をあげられる人がどれだけいるでしょう・・・ (咲)


2017年/日本/138分/配給:ムヴィオラ、スコブル工房/英語字幕付 with English Subtitle

2017年9月9日(土)よりロードショー
《同時上映》
特集上映『ドキュメンタリーの大宇宙 小川プロダクション・三里塚とあの時代1967ー1973』『三里塚に生きる』 

《舞台挨拶&トークイベント》
9/09(土)15:30『三里塚のイカロス』上映後。代島治彦監督、加藤孝信さん(撮影)による舞台挨拶。プロフィールはこちら
9/16(土)15:30『三里塚のイカロス』上映後。ゲスト:中川憲一さん(出演者、元プロレタリア青年同盟)、代島治彦監督
9/23(土)15:30『三里塚のイカロス』上映後。ゲスト:前田深雪さん(出演者、元ML派)、代島治彦監督
9/30(土)15:30『三里塚のイカロス』上映後。ゲスト:平田誠剛さん(出演者、元第四インター)、代島治彦監督

小川プロ特集
9/11(月・祝)13:00『三里塚・第三次強制測量阻止闘争』上映後。ゲスト:北井一夫さん(写真家)、代島治彦さん(『三里塚のイカロス』監督)
9/16(土)13:00『現認報告書 羽田闘争の記録』上映後。ゲスト:三上治さん(評論家)、小林哲夫さん(ジャーナリスト)、代島治彦さん(『三里塚のイカロス』監督)

posted by akemi at 20:30| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

禅と骨

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監督・構成・プロデューサー:中村高寛(『ヨコハマメリー』)
プロデューサー:林海象
ドラマパート出演:ウエンツ瑛士、余貴美子、利重剛、伊藤梨沙子、チャド・マレーン、飯島洋一、山崎潤、松浦祐也、けーすけ、千大佑、小田島渚、TAMAYO、清水節子、ロバート・ハリス、緒川たまき、永瀬正敏、佐野史郎
ナレーション:仲村トオル
音楽:中村裕介×エディ藩・大西順子・今野登茂子・寺澤晋吾・武藤イーガル健城
挿入曲「赤い靴」岸野雄一×岡村みどり×タブレット純、「京都慕情」岸野雄一×重盛康平×野宮真貴 
エンディング曲「骨まで愛して」コモエスタ八重樫×横山剣(CRAZY KEN BAND)

京都嵐山・天龍寺に一風変わった日系アメリカ人の禅僧がいた。
ヘンリ・ミトワ。
1918年(大正7年)、横浜生まれ。
父は、米映画会社ユナイテッドアーティスト極東支部長だったドイツ系アメリカ人。
新橋の芸者だった母との間に生まれた3人兄弟の末っ子。
1940年、21歳の時、氷川丸に乗って渡米。
1942年、日系人強制収容所の建設に係わり、そのまま収容される。日系のサチコと結婚。
戦後、ロサンゼルスでミサイル関連会社に技師として勤務。
仏教に帰依し、1961年、家族を置いて日本へ。京都・妙心寺に身を寄せる。
(1965年、家族呼び寄せ)
1973年、54歳、天龍寺の僧侶となる。
1996年、76歳、菊池寛著「赤い靴をはいてた女の子」の映画化を宣言。
2012年6月1日逝去。享年93。
2014年12月、企画・原案を務めた『ヘンリの赤い靴』が横浜ニューテアトルで公開される。

『ヨコハマメリー』(2006年)の中村高寛監督が、「映画を撮りたい!」という禅僧ヘンリ・ミトワの純粋さに惹かれ、8年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー第2作。
青年時代のヘンリを、彼と同じくドイツ系アメリカ人の父と日本人の母を持つウエンツ瑛士が体現していて、ハーフの人たちの抱える思いが迫ってきます。
奇想天外なヘンリ・ミトワの人生ですが、人は生まれ持ったDNAに従った運命を辿るものなのだなぁ〜としみじみ思いました。心が願っても、なかなか実行に移せない人もいるけれど(私!)、彼は違う。「赤い靴の女の子」の映画は存命中に完成しなかったけれど、遺志をついで周りの人が完成させた映画を天国で笑って観ていることでしょう。(咲)


初日、9月2日、ポレポレ東中野、 キネカ大森、横浜ニューテアトルで舞台挨拶があります!

2016年/ 127分/HD 16:9 / 5.1ch
配給:トランスフォーマー 
c大丈夫・人人FILMS 
公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/zenandbones/
★2017年9月2日(土)からポレポレ東中野、 キネカ大森、横浜ニューテアトルほか全国で順次公開



posted by sakiko at 10:50| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

二度めの夏、二度と会えない君

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監督:中西健二
原作:赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(ガガガ文庫刊)
脚本:長谷川康夫
主題歌:たんこぶちん
出演:村上虹郎(篠原智)、吉田円佳(森山燐)、加藤玲奈(菅野瑛子)、金城茉奈(花京院姫子)、山田裕貴(石田六郎)、本上まなみ(布施敦子)、菊池亜希子(榎本優)

高校3年の夏の始め、智は「バンドやろう!」と転校生の森山燐に声をかけられる。北高の文化祭で智とライブをするのが夢なのだという。バンド活動が禁止されている北高だったが、燐の奔走で花京院姫子、石田六郎という異色のメンバーが集められる。特訓の末ライブは成功し、夏の終りに智は燐に自分の思いを伝えるが、激しい拒絶にあい、智は2度と燐に会えなくなった。大きな後悔を抱えていた智はある日、突然6か月前に戻ってしまい、半信半疑のままもう一度あの夏をやり直そうと決心する。

これまた大好きな時を遡るタイムトラベルもの。
タイムリープとも言われていますが、これはタイムとリープ(跳躍)を合わせた和製英語らしいです。英語ではタイムトラベルかタイムワープというのがふつうだと、さきほど検索・調査済。ともあれ、「もう一度やり直せる」というのは大きな誘惑であります。しかーし、現在がどう変化するかわからないリスクも…。このごろは「トラベル前」「トラベル後」どちらも両立する「平行宇宙」という考え方もあるようです。
この作品では、女子に告白したのを後悔していた男子が「今度は絶対好きにならないぞ」と決心して2度目の夏を迎えるのです。はてさて…。
出演作が続く村上虹郎と、これが映画初出演のガールズバンド“たんこぶちん”ボーカル吉田円佳の組み合わせがなかなか良くて、察しの悪い智にイラッとしながらも「今度はうまくいきますように」と応援する気持ちになりました。同世代の皆様はもっと感情移入できることでしょう。(白)


2017年/日本/カラー/ビスタ/106分
配給:キノフィルムズ
(C)赤城大空・小学館/『二度めの夏、二度と会えない君』パートナーズ
http://nido-natsu.com/
★2017年9月1日(金)新宿バルト9他全国ロードショー
posted by shiraishi at 17:15| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする