2018年11月09日
アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語 原題:Anna Karenina. Istoriya Vronskogo 英題:Anna Karenina. Vronsky’s Story
監督:カレン・シャフナザーロフ
原作:レフ・トルストイ + ヴィケーンチイ・ヴェレサーエフ
出演:エリザヴェータ・ボヤルスカヤ、マクシム・マトヴェーエフ、ヴィタリー・キシュチェンコ、キリール・グレベンシチコフ、マカール・ミハルキン
1904年、日露戦争が始まり、軍医として戦地満州に赴いたセルゲイ・カレーニン。ある日、アレクセイ・ヴロンスキーという名の大佐が運び込まれてくる。ほかでもない、この男のために母アンナは、自分と父を捨てたあげく、鉄道に飛び込み命を絶ったのだ。かつては殺したいほど憎んでいた男だが、セルゲイも年齢を重ね、母が自殺に至った真実を知りたいと尋ねる。ヴロンスキーは、「人は記憶を捏造する。愛の真実は無数にある」と、自分にとってのアンナ・カレーニナとの愛の真実を語り始める・・・
ヴロンスキーから語られるのは、1872年の冬、モスクワ駅で初めてアンナを知った時のことから。政府高官カレーニンの妻と知りながら、恋に落ちてしまったヴロンスキーの側から描かれるアンナ・カレーニナ。
あまりにも有名なトルストイの「アンナ・カレーニナ」ですが、家にある世界文学全集で読んだのが中学生の時のこと。もちろん、すっかり忘れています。今一度、読んでみたくなりました。
なお、この映画は、トルストイの原作に、ヴィケーンチイ・ヴェレサーエフの日露戦争の体験記を取り入れて、アンナ・カレーニナの亡くなった後がどうだったのかも描いたもの。ロシアらしい重厚な映画で、小説「アンナ・カレーニナ」を知らなくても、存分に愛の物語を味わえます。(咲)
2017年/ロシア/ロシア語/カラー/1.85:1/5.1/138分
配給:パンドラ
後援けロシア文化フェスティバル
公式サイト:http://anna2017.com/
★2018年11月10日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開
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