2018年11月04日

バグダッド・スキャンダル(原題:Backstabbing for Beginners)

バグダッド・スキャンダル.jpg

監督・脚本:ペール・フライ
原作:マイケル・スーサン
脚本:ダニエル・パイン
出演:テオ・ジェームズ、ベン・キングズレー、ジャクリーン・ビセット、 ベルシム・ビルギン

2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する“オイル・フォー・フード”プロジェクトを担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配る。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構がかかわっていることを知る。やがて世界に例を見ない巨額の詐欺事件に発展していくのであった。

湾岸戦争によって経済制裁を受けたイラクは困窮し、食料や衣料品が不足。多くの命が失われていた。そこで国連の管理下で石油を売却し、その利益で食料を配給する人道支援計画が実施された。「石油・食料交換プログラム」と呼ばれるこの計画は安保理決議986に基づき実行されたが、大きなお金が動くことで利権を求める者を生み出し、国連史上最悪の汚職スキャンダルとなった。

本作はこの計画に関わっていた元国連職員マイケル・スーサンが書いた「Backstabbing for Beginners」が原作。主人公は外交官だった父親と同じ道を目指して、国連職員となる。国連事務次長の特別補佐官に任命され、石油・食料交換プログラムに関わるのだが、着任当日さっそくCIAが接触を計ってくるなど、怪しさ満点。上司に同行してバグダッドに行けば、さらに危険にさらされる。前任者は謎の死を遂げたという。美人通訳はハニートラップか。立場により正しさの判断が違う。 誰を信じればいいのかわからない。サスペンス感たっぷりで引き込まれる。国連事務次長役のベン・キングズレーの不敵な笑みが怖い!(堀)


2018 年/デンマーク=カナダ=アメリカ/ 106 分/5.1ch/シネスコ/カラー
配給:アンプラグド
(C) 2016 CREATIVE ALLIANCE P IVS/ BFB PRODUCTIONS CANADA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
http://baghdad-s.com/

★2018年11月3日(土)シネマカリテほか全国順次公開
posted by shiraishi at 20:29| Comment(0) | デンマーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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