2018年10月20日
億男
監督:大友啓史
原作:川村元気「億男」(文春文庫刊)
脚本:渡部辰城 大友啓史
音楽:佐藤直紀
主題歌:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」(TOY’S FACTORY)
出演:佐藤健、高橋一生、黒木華、池田エライザ / 沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也
図書館司書の一男(佐藤健)は、兄の3,000万円の借金を背負い、夜もパン工場で働きながら借金を返済している。妻・万左子(黒木華)は借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘を連れて家を出てしまう。
ある日、一男は突然宝くじで3億円が当たる。喜んだのもつかの間、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事をネットで見る。怖くなった一男は、大学時代の親友で、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにする。久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた−−
冨を得る。借金を背負う。どちらであってもお金に振り回されると人は自分を見失う。本当に大切なものは何か。
本作の主人公一男は3000万円の借金を返すために、すべてを借金返済に充てようとした。もちろん、返済することは大事。しかし、使うべきお金もある。それが分からず、家庭が崩壊した。それなのに、借金さえ返し終われば、家族は元に戻ると思っている。
そんな一男が宝くじに当選したことで運命が動く。お金を預けた親友の九十九は一男を騙したのか。一男と九十九が学生時代に入っていた落研で、九十九が得意としていた落語「芝浜」が九十九の行動のヒントとなる。
お金には代えられない何かを大切に思えることが幸せなのかもしれない。(堀)
2018年/日本/カラー/116分
配給:東宝
(C)2018映画「億男」製作委員会
http://okuotoko-movie.jp/
★2018年10月19日(金)より全国東宝系にてロードショー
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