2018年10月14日

アラン・デュカス 宮廷のレストラン(原題:La quete d'Alain Ducasse)

alan.jpg

監督:ジル・ドゥ・メストル
脚本:エリック・ルー、ジル・ドゥ・メストル
製作:ジル・ドゥ・メストル、ステファン・サイモン
製作総指揮:キャサリン・カンボード
撮影:ジル・ドゥ・メストル
録音:ヴィンセント・コソン
編集:ミシェル・ホランダー
音楽:アルマン・アマール
ポストプロダクション:ドリス・ヨバ
出演:アラン・デュカス

ミシュラン史上最年少で3ツ星を獲得し、今では18ツ星に輝くフランス料理界の巨匠アラン・デュカス。彼の新たな挑戦はヴェルサイユ宮殿内に宮廷レストラン〈オーレ〉をオープンさせること。開店準備をベースに、精力的に世界各地を訪れ、最高の食材と調理法を探し求めるアラン・デュカスを追ったドキュメンタリー作品。

ラフな服装で気軽に世界各地を巡る。アラン・デュカスの飽くなき好奇心と美味しいものを食べたときの喜びあふれる笑顔はまるで少年のよう。どれも食べてみたくなる。
その一方、若手を育て、厨房を任せながら18ツ星に輝く。その秘訣も作品の中で映し出す。料理人としてだけでなく、経営者としても学ぶべきことがたくさんあるようだ。
さらに、廃棄食品を利用したプロジェクトに協力し、フィリピンの恵まれない子供たちのための料理学校を創設する。幸せをみんなで分かち合おうとする精神に感服。

1年に4、5回は来日するという。本作でも東京と京都を訪れる。まずはNHKの人気番組にゲスト出演し、テレビカメラの前で、鮮やかな手さばきでオムレツを完成させた。最近では「料理は頭の中でする」ようになり、実は滅多に料理をしないので、とても貴重なシーンだろう。京都では、新京極にある鰻の老舗「京極かねよ」でランチをし、厨房を見学。夜は嵐山の近くにある「天ぷら 松」の割烹料理に舌鼓を打つ。フランス料理の巨匠が美味しいというお店が日本にあるうれしさ! 機会があったらぜひ堪能したい。(堀)


2017年/フランス/カラー/110分
配給:キノフィルムズ
(C) 2017 OUTSIDE FIMS - PATHÉ PRODUCTION - JOUROR FILMS - SOMECI.
http://ducasse-movie.jp/

★2018年10月13日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 13:00| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: