2018年09月30日

パーフェクトワールド 君といる奇跡

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監督:柴山健次
原作:有賀リエ「パーフェクトワールド」講談社Kiss連載中
脚本:鹿目けい子
撮影:板倉陽子
音楽:羽毛田丈史
主題歌:E-girls「Perfect World」
出演:岩田剛典(鮎川樹)、杉咲花(川奈つぐみ)、須賀健太(是枝洋貴)、芦名星(長沢葵)、マギー(渡辺剛)、大政絢(雪村美姫)

インテリアデザインの会社で働くつぐみは取引先の会社との飲み会で、高校時代の先輩である鮎川樹に再会する。樹は昔からの夢の1級建築士になり、変わらぬ笑顔でいた。つぐみは秘かに思っていた初恋の人だったが、樹が車椅子に乗っているのを見て胸をつかれる。打ち合わせでまた会えたつぐみに、樹は大学生のときに事故に遭い、以来車椅子生活なことを淡々と打ち明ける。つぐみは仕事に打ち込んで熱を出した樹のもとにかけつけ、それからたびたび樹の手助けをするようになった。樹への気持ちがあふれてくるつぐみは、ついに告白するのだが。

人生は誰にでも容易じゃないけれど、途中でハンデを負った人にはさらに過酷なものになります。目の前に山積みする問題をひとつひとつ丁寧に片付けていくしかありません。そんな登場人物に選ばれたキャストがぴったり。やさしくてまっすぐ、でもそれだけでもいけない。岩田剛典さんの爽やかさ、杉咲花さんの素直さ、周りのどの人も物語を支える核になり、花になっています。
公式サイトに樹のモチーフとなった車椅子の1級建築士、阿部一雄さんのエッセイが掲載されています。健常者から障がい者になり、双方の気持ちがわかる阿部さんの言葉は率直で響きました。「不便だけど不幸じゃない」いいね。不便は不幸よりも目に見えて改善しやすいですから。車椅子体験の機会をつかまえて試してみます。(白)


不器用なくらい自分の気持ちに真っ直ぐなつぐみに、交通事故で下半身不随になり、幸せを諦めていた樹が心を開いていく。付き合い始めた頃に女性が感じる不安。それを察して、樹はつぐみにさりげない気遣いをする。岩田剛典が爽やかに示すのはカッコよすぎでしょう。
事故をきっかけに別れた元カノが結婚する。つぐみに諭され、祝いに出向いた樹に気がついた元カノが流した涙に事故後の2人の苦しみが見えたよう。また、感覚がない危険性や合併症の怖さを作品で知る。付き合うには覚悟が必要というヘルパーの厳しい言葉は決して意地悪からでない。元カノやヘルパーを主人公にしたスピンオフが作れそうなくらい、人物設定がしっかりされているのを感じた。(堀)


2018年/日本/カラー/シネスコ/102分
配給:松竹、LDH PICTURES
(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
http://perfectworld-movie.jp/
★2018年10月5日(金)ロードショー


posted by shiraishi at 19:35| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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