監督:アントワン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
撮影:オリバー・ウッド
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ペドロ・パスカル(デイブ・ヨーク)、アシュトン・サンダース(マイルズ・ウィタカー)、ビル・プルマン(ブライアン・プラマー)、メリッサ・レオ(スーザン・プラマー)
CIAを退き、今は一介の運転手として暮らしているマッコール。ホテル前で乗せた女性客の姿に異変を感じ、乗り込ませた若い男の部屋を訪ねていく。数人の男たちはたちまちマッコールに叩き伏せられてしまう。彼は誰に命じられたわけでもなく、見過ごせない悪人を1人成敗しているのだった。そんな彼を心配するのはかつてCIA時代上官だったスーザン。唯一の理解者で友人の彼女が、ある日何者かに殺されてしまう。
もう2度とCIAに関わるまいと思っていたマッコールだったが、真犯人を探すため何年ぶりかで元の同僚の前に姿を現す。
『イコライザー』は2014年10月に日本公開されています。元はテレビドラマのシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」。equalizerを訳せば「等しくする人」で、普通に使っている「イコール(=)」から?目には目をで、ひどい目に合わせた人に仕返す、ってことなんでしょうか。それもストップウォッチを使って「ほんの数十秒のうちに」です。
デンゼル・ワシントンは正義の人というイメージがありますが、アントン・フークア監督との初タッグの『トレーニングデイ』でそれまでのイメージを覆し、主演男優賞を獲得しました。今回は製作にも名を連ね、倍返しくらい思い切りやっちゃっているマッコールです。血なまぐさいだけでなく、運転手として縁があった人のいいエピソードも盛り込んでいます。(白)
一瞬で状況判断し、そこにあるものを使って悪を抹消する主人公。表の姿が前作のホームセンター店員からタクシー運転手へ変わったが、か弱き存在の無念を晴らすのは同じ。友人の死の謎を解き、まさかの敵と対峙する。嵐の中の死闘は見応えたっぷり。デンゼル・ワシントンがキャリア初の続編出演とのこと。3作目も期待したい。(堀)
2018年/アメリカ/カラー/シネスコ/121分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
http://www.equalizer2.jp/
★2018年10月5日(金)ロードショー