2018年09月23日

純平、考え直せ

junpei.jpg

監督:森岡利行
原作:奥田英朗(光文社刊)
撮影:釘宮慎治
音楽:原田智英
出演:野村周平(坂本純平)、柳ゆり菜(山本加奈)、毎熊克哉(北島)、岡山天音、佐野岳(ゴロウ)、戸塚純貴、佐藤祐基、藤原季節、日向寺雅人、森田涼花、片岡礼子(純平の母)

純平は新宿歌舞伎町のチンピラ、21歳。任侠に憧れ、いつか一人前の”男”になるのを夢見ている。ある日、対立する組の幹部の命を獲って来い、と命じられた。”鉄砲玉”である。実行の日まで3日間。兄貴から支度金を渡され、たまたま出会ったOLの加奈と最後の日々を楽しむことにした。贅沢なホテルに泊まり、好きな焼肉をほおばり、思い切り飲んで笑った。加奈はベッドからSNSに投稿する。現場中継のような加奈の書き込みに、次々とレスがつく。加奈がうっかり名前を書いてしまった”純平”は掲示板で注目の人となる。無責任に煽るもの、釣りだろうと冷めているもの、心配して忠告するもの・・・様々な書き込みで掲示板は溢れかえる。

昭和の香りの任侠道の純平と携帯を片時も離さず、SNSに依存する加奈。全く違う2人が短い間で惹かれあう3日間。森岡監督は『ローマの休日』がお好きなんだそうです。全く違う世界に住む男女の話で、バイクに乗って髪も切ってとエピソードが入っていますね。あっちでは、ベッドに王女が眠るだけ。こちらでは限りある時間を惜しむような渾身のベッドシーン。これまでの出演作には、こんな大人向けシーンはなかったと思います。これで野村周平くんは大人の階段をのぼって、学生役は卒業でしょう。ヒロインの柳ゆり菜さんは、この作品で初めて観ました。グラビアや舞台の方なんですね。劇中で髪を切られたり、激しいベッドシーンがあったり熱演。『ケンとカズ』(2016)以来注目している毎熊さんも兄貴役で凄みを見せていました。
9月22日(土)シネリーブル池袋で初日舞台挨拶に11人が登壇しました。そのときの集合写真を1枚。(白)

IMG_6649.jpg

2018年/日本/カラー/シネスコ/95分
配給:アークエンタテインメント
(C)2018「純平、考え直せ」フィルムパートナーズ
http://junpei-movie.com/
★2018年9月22日(土)ロードショー
スタッフ日記はこちら
posted by shiraishi at 15:19| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: