監督:シェーン・ブラック
脚本:フレッド・デッカー、シェーン・ブラック
撮影:ラリー・フォン?
音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:ボイド・ホルブルック(クイン)、トレヴァンテ・ローズ(ネブラスカ)、ジェイコブ・トレンブレイ(ローリー)、キーガン=マイケル・キー(コイル)、オリヴィア・マン(ケイシー)
元特殊部隊員の傭兵クインは、メキシコのジャングルで墜落した宇宙船に出くわす。傭兵仲間はみな正体不明のエイリアンに殺されてしまい、クインは宇宙船から回収したものをアメリカの離婚した妻の家に送る。クインの息子ローリーは父から届いた荷物をあけてしまう。クインは宇宙船や地球外生命体の存在を隠したい政府に拘束される。クインが出会ったエイリアンは征服でなく「狩り」を目的とした「プレデター」と呼ばれる獰猛な戦闘種族だった。
天才的な頭脳を持つローリーは、好奇心のままにエイリアンの装置を作動させ、それと知らずにプレデターを呼び寄せるシグナルを放ってしまう。クインは一緒に拘束された戦闘スペシャリストたち“ルーニーズ”と脱走する。息子の元へと駆けつけプレデターに立ち向かうのだが。
“プレデター”初登場は1987年。アーノルド・シュワルツェネッガーの戦った最強の人気キャラクターです。ドレッドヘアー(風)に黒尽くめのクールな外見、ハイテク装備、女子どもや武器を持たないものは相手にせず、強い相手のみと戦い、狩ることを楽しむハンター。記念に首を持ち帰るのにゲッと思いましたが、地球の動物ハンターたちもそうやって首を剥製にして飾っているんでした。
シェーン・ブラック監督はその1作目に俳優として出演していたのだそうです。その後、アクション映画の脚本を手がけ『アイアンマン3』(2013)『ナイスガイズ!』(2016)の監督を経て、この映画を監督・共同脚本。
プレデターは30年経ってさらに進化。クインとはみだし者たちが壮絶な戦いを繰り広げます。意外に笑ったり、ほろりとしたりとても楽しめました。女性学者の活躍場所もありますが、なんといってもキーパーソンはクインの息子ローリー。主演のボイド・ホルブルックほか大人の俳優たちに引けをとらないジェイコブ・トレンブレイくん今回もすごい!初めて彼を観る方は『ルーム』『ワンダー 君は太陽』も追ってご覧下さい。(白)
2018年/アメリカ/カラー/シネスコ/107分
配給:FOX
(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
http://www.foxmovies-jp.com/the-predator/
★2018年9月14日(金)ロードショー