2018年09月09日

ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪(原題:Peggy Guggenheim: Art Addict)

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監督:リサ・インモルディーノ・ヴリーランド
撮影:ピーター・トリリング
音楽:スティーブン・アーギラ
インタビュー出演:ペギー・グッゲンハイム、ジャクリーン・ボグラッド・ウェルド、ラリー・ガゴシアン、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、マリーナ・アブラモヴィッチ、ロバート・デ・ニーロ、マーセデス・ルール、アーネ・グリムシャー、ジョン・リチャードソン、ニッキー・ハスラムほか

ペギー・グッゲンハイム(1898〜1979)は、アメリカで当代随一の影響力を持った現代美術のコレクターであり、芸術家の支援者であり、紹介者であった。大富豪の祖父を持って、父はタイタニック号の事故で死亡。巨額の財産を継いだペギーは、ヨーロッパで生涯の大半を過ごした。パリに住んでロンドンとニューヨークにギャラリーを、ヴェネツィアに邸宅を構える。彼女が収集し続けたアート作品は「ペギー・グッゲンハイム・コレクション」として開放。近代美術を集めた重要な美術館となった。彼女の華やかで奔放な半生を、多くの人間が語っている。

登場するアーティストも綺羅星のごとし。ペギーが見い出し、支援したことで後に名声を得た人々が多々。サミュエル・ベケット、コンスタンティン・ブランクーシ、アレクサンダー・カルダー、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、アルベルト・ジャコメッティ、ピエト・モンドリアン、ジャクソン・ポロック、フレデリック・キースラーほか。
現代アートのどこがいいのか私にはさっぱりわかりませんが、ペギーは慧眼であったのでしょう。彼女の資産は35億とか(ブルゾンちえみさんを思い出しますね)、それを入れるだけの器を持たない庶民には到底使い道も思いつかない額です。ないところへただ寄付したり、物資を送ったりするのでなく、才能ある人を支援するというのはいいなぁ。あなただったら何をしますか? 想像するのにお金はかかりません。さあどうぞ。(白)


2015年/アメリカ/カラー/DCP/96分
配給:SDP
(C)Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
http://peggy.love/
★2018年9月8日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
posted by shiraishi at 16:32| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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