監督:ペイトン・リード
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:クリストフ・ベック
出演:ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン)、エバンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ)、マイケル・ペーニャ(ルイス)、ウォルトン・ゴギンズ(ソニー・バーチ)、ボビー・カナベイル(ジム・パクストン)、ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン)、ローレンス・フィッシュバーン(ビル・フォスター)、マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)、ハナ・ジョン=カーメン(ゴースト/エイヴァ)
アベンジャーズに組した戦いで、FBIの監視下に置かれることになったアントマンことスコット。足首に居所を示すセンサーつきのバンドをつけられている。娘にも会えず、悶々とした日々をすごしていたところ、アントマンスーツの考案者であるピム博士にあることを依頼された。その任務を達成するため、バディとなるのは博士の娘のホープ。新しいワスプに変身できる最強のヒロインだが、家族の問題を胸に抱えていた。
ワスプ(Wasp)は何かの略語ではなく、単純にスズメバチのこと。アントマンは体長1,5cmのアリに変身できるけれど、移動は走るだけ。とてつもなく遠い道のりを背中に乗せて飛んでくれるというありがたい味方ができました。おまけに天才で、強くて、見た目も中味もすばらしいというデキル女性。飾り物でない女性ヒーローが増えて嬉しいかぎり。今後はギャラも男優の何分の一というのでなく、ちゃんとそれなりの額が出ますように。
ミシェル・ファイファーはホープの母親役。彼女のためにアントマンは命がけの旅をするはめになります。このあたりの背景がまあすごい。想像力がかなり必要です。面倒なことはおいといて、荒唐無稽なアクションをただ楽しむのもあり。いろんなものが大きくなったり小さくなったりするだけでも面白い。キティちゃんペッツの出現はきっとお子様が喜びます。
そして敵方にも強力なキャラ登場。ものを通り抜けるゴーストは『レディ・プレイヤー1』で巨大企業IOIに勤めるフナーレ役だったハナ・ジョン=カーメン。マーベルの登場人物たちにはそれぞれにドラマがあって、どの人にもファンがつくだろうなぁと納得。
今作のある“小さな”事件は、次のアベンジャーズにつながるのだとか、いったいどれのことかしら?なにしろ事件だらけ。(白)
2018年/アメリカ/カラー/シネスコ/118分
配給:ディズニー
(C)Marvel Studios 2018
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html
★2018年8月31日(土)ロードショー