2018年05月05日

孤狼の血

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監督:白石和彌
原作:柚月裕子
脚本:池上純哉
撮影:灰原隆裕
音楽:安川午朗
出演:役所広司(大上章吾)、松坂桃李(日岡秀一)、真木よう子(高木里佳子)、滝藤賢一(嵯峨大輔)、音尾琢真(吉田滋)、駿河太郎(上早稲二郎)、中村倫也(永川恭二)、中村獅童(高坂隆文)、矢島健一(友竹啓二)、田口トモロヲ(土井秀雄)、ピエール瀧(瀧井銀次)、石橋蓮司(五十子正平)、江口洋介(一之瀬守孝)、竹野内豊(野崎康介)

昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島の呉原市。古くからの仁義を重んじる暴力団尾谷組の地元に、広島の巨大組織・五十子組系の加古村組が新たに進出してきた。若いもの同士の小競り合いが起こる中、加古村組関連の金融会社で働く男が失踪する。呉原署のたたき上げのベテラン大上刑事は、入ってきたばかりの大学出のキャリア、日岡を連れて捜査を始める。「警察は何をしてもええんじゃ」と豪語する大上の行動は、新人刑事の日岡を絶句させるものだった。

原作の柚月裕子さんが『仁義なき戦い』(1973年/深作欣二監督/飯干晃一原作)を観て「脳天をかち割られるほどのショックを受けた」ことから、「いつかはこんな熱い小説が書きたかった」と吐露しています。東映が次々と続編を作ってヤクザ映画の一大ムーブメントをおこしたきっかけの作品です。男達の血で血を洗うようなぶつかりあいの物語で、観客もすっかり熱くなったはずです。
それから45年たった今、社会はかなり変わってしまいましたが、舞台は昭和63年。東映が総力をあげ、集まった豪華出演陣がもう一度あの熱さをスクリーンに焼き付けました。大上刑事の役所さんはパワー全開、ギラギラしていました。同じ刑事でも2014年の『渇き。』の冷めたロクデナシ元刑事とは、手段を選ばないところだけ似ています。最初は呆れてしぶしぶ従う日岡刑事の松坂さんが、大上の真実に近づいてすこしずつ変わっていくのも見所。
女優さんは書き切れないほどの男優さんに比べ、わずかですが、みな強い印象を残す人ばかり。のっけからかなりきつい暴力描写があるものの、その後は女性目線で観ても楽しめます。(白)


2018年/日本/カラー/シネスコ/126分
配給:東映
(C)2018「孤狼の血」製作委員会
http://www.korou.jp/
★2018年5月12日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 18:56| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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