2018年04月01日

ダンガル きっと、つよくなる(原題:Dangal)

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監督・脚本:ニテーシュ・ティワーリー
撮影:サタジット・パンデ
音楽:プリータム・チャクラボルティー
出演:アーミル・カーン(マハヴィル)、サークシー・タンワル(ダーヤ)、ファーティマー・サナー(ギータ青年期)、サニヤー・マルホートラバ(バビータ青年期)、ザイラー・ワシーム(ギータ幼少期)、スハーニー・バトナーガルバ(バビータ幼少期)、アパルシャクティ・クラーナー(オムカル)

レスリングを愛するマハヴィルは、生活のため選手の道を諦めなければならなかった。彼の夢は息子を金メダリストにすること。しかし生まれてきたのは、4人連続で女の子だった。夢を叶えられずがっかりしたマハヴィルだったが、ある日、上の娘2人が男の子とケンカして負かしたことを知る。格闘技のセンスはちゃんと受け継がれていた。女の子でもレスリングができると、マハヴィルは長女のギータと次女のバビータをコーチとして鍛え始める。娘2人はスパルタ指導をする父に逆らえず、女の子らしいお洒落も遊びもできないことに抵抗するが・・・。オリンピック出場を目指す父には全く通じなかった。

実際にオリンピックに出場した父と娘のストーリーを元にした作品。『きっと、うまくいく』(2013)『PK ピーケイ』(2016)のアーミル・カーンが、娘達を熱血指導する父親を演じています。『きっと、うまくいく』の大学生を演じたのは40代でそれにも驚きましたが、今回も引き締まった身体の若いときから、充分に中年体型となったときまで実際に体重を増減させたそうで(70kg-97kg-70kg)、役者魂に脱帽。あのぜい肉は自前です。また娘役の女の子たちも実際に細心の注意を払ってウエイトトレーニング+試合のためのトレーニングをしていて、試合もガチです。
ギータが友だちに愚痴る場面がありますが、その友だちは親の決めた相手と結婚しなければなりません。それが女の子には普通のことでした。友だちはギータに素晴らしいお父さんだと言います。
マハヴィルは娘たちに夢を託しましたが、それは自分のためだけではありません。才能を認めて男子と同様に機会を作ってくれたのです。実話に上手くユーモアをまぶしてあり気持ち良く泣かせてもらいました。見終わった後に「ダンガル♪ダンガル♪」が頭の中でヘビロテすること必至。(白)


2016年/インド/カラー/シネスコ/140分
配給:ディズニー、ギャガ
(C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016
★2018年4月6日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国公開
posted by shiraishi at 18:41| Comment(0) | インド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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