2018年02月25日

生きる街

生きる街.JPG
(C)2018「生きる街」製作委員会

監督:榊英雄
原案:秋山命
脚本:清水匡・秋山命
企画プロデュース:秋山命
キャスト
夏木マリ:佐藤千恵子、佐津川愛美:野田佳苗、堀井新太:佐藤哲也
イ・ジョンヒョン:カン・ドヒョン、岡野真也:仲村みゆき

5年の時を経て生きる人々

佐藤千恵子(夏木マリ)は生まれ育った海のそばの町で漁師の夫と2人の子どもと幸せに過ごしていた。しかし、その生活は2011年3月11日に一変した。海のそばの自宅は津波で流され、その日から夫は帰ってこない。5年後、千恵子は避難所生活を経て、海辺ではなく少し高いところにある別荘を借りて民泊をやっている。東日本大震災で被災した宮城県石巻市に暮らす家族それぞれの現在と、周囲の人びとが未来を信じて生きる姿を描いた。
千恵子は、夫は戻って来ると信じ地元を離れずに生きている。娘は、ボランティアに来ていた人と結婚し地元を離れたものの、被災のトラウマから子どもを持つことを恐れる。水泳をやっていた息子は怪我を負い、何でも震災のせいにして人生から逃げている。それぞれ、震災で心に傷を負ったまま生きていて、もう一歩を踏み出せずにいた。それでも漁師町のご近所さんは、そんな家族を温かく見守り、なにかと力を貸してくれる。
そんな彼らの前に、かつてこの町に暮らしていたドヒョンが、亡くなった父親が書いた手紙を持って韓国からやって来た。
その手紙には、これまで千恵子たちが知ることのなかった夫の姿が語られていた。
千恵子たちは、その手紙に託された想いに触れ、止まっていた時間がゆっくりと動き出す気配が…
『生きる街』は、宮城県石巻市で撮影された。東日本大震災から5年以上の時を経て、その地を去る人、とどまる人、帰ってくる人がいる。そして街は未来を信じて生きている。
そんな人々と街の姿を映し出す。
夏木マリが約10年ぶりの映画主演を務めている。ドヒョン役を韓国のロックバンド「CNBLUE」のイ・ジョンヒョンが演じる。監督は『捨てがたき人々』『木屋町DARUMA』『アーリーキャット』などを製作し、俳優としても活躍する榊英雄。

今年は、東日本大震災から7年。この作品は5年後の話として撮影されたけど、被災し大きな心の傷を負った人にとって、いくら時間が解決するといっても、何年たっても時間が進められない。そんな人たちが何かのきっかけで止まっていた時間が動きだす。そのきっかけというのは人によって様々だろうと思うけど、この作品では手紙がきっかけだった。夫の死を受け入れられないでいた主人公にとって、その手紙の中の思いを受け止めたことで、夫の死を受け入れ、前に進んで行こうという気持ちになる。そんなやさしい作品でした(暁)

2018年3月3日(土)より新宿武蔵野館(03-3354-5670)、ユーロスペース()、イオンシネマ石巻ほか全国順次ロードショー

オフィシャルサイト
2018年 日本 上映時間 124分
配給 アークエンタテインメント、太秦
posted by akemi at 18:23| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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