2018年01月28日

THE PROMISE/君への誓い 英題:THE PROMISE

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監督:テリー・ジョージ(『ホテル・ルワンダ』)
出演:オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベイル、ジェームズ・クロムウェル、ジャン・レノ

1914年の南トルコの村シルーン。医師を志すアルメニア人の青年ミカエル(オスカー・アイザック)は、裕福な家の娘マラル(アンジェラ・サラフィアン)と婚約。彼女の持参金を学資にして、オスマン帝国の首都コンスタンチノープルの医科大学に入学する。
ミカエルは父の従弟メスロブ(イガル・ノール)の邸宅に下宿する。メスロブの娘の家庭教師アナ(シャルロット・ルボン)や、彼女の恋人でアメリカ人ジャーナリストのクリス・マイヤーズ(クリスチャン・ベイル)と親しくなる。
第一次世界大戦が始まりトルコも参戦。招集を受けたミカエルは医学生として徴兵免除を申請するが、アルメニア人だからと受け付けてもらえない。大学で親しくなった大物政治家の息子エムレが役人に賄賂をつかませて救ってくれる。
戦意高揚とともにトルコ人の民族主義が高まり、アルメニア人への差別が横行し始める。ミカエルとアナは、アルメニア人を狙う暴徒の群れと遭遇。怪我を負ったミカエルはアナと一緒に近くのホテルに避難。いつしかお互いに心を寄せていた二人は、その夜、初めて結ばれる。東トルコの取材から戻ったクリスは、アナの心がミカエルに向いていることに気づきながら、東トルコで目にしたアルメニア人弾圧の事実を世界に発信することに力を注ぐ。
その後、多くのアルメニア人が拘束され、ミカエルもその一人として強制労働に就かされる。なんとか脱走し、故郷の村に戻るが、老人と女子供しか残っていない。マラルと結婚し、山中の小屋に潜伏する・・・

第一次世界大戦中の1915〜16年にオスマン帝国統治下で起こったアルメニア人の悲劇を背景にした4人の男女の友情や愛憎を描いた壮大な物語。
テリー・ジョージ監督が『ホテル・ルワンダ』製作中に知ったアルメニア人の追放問題。現在のトルコ共和国政府は、戦争中の悲劇として、大虐殺を認めていません。真実は当事者のみ知ることですが、私自身、東トルコを旅した時に、今は使われていない立派なアルメニア教会をいくつも観ました。そこにアルメニアの人たちが暮らしていた証だと思いました。どういった経緯で、アルメニア人は故郷を追われたのでしょう・・・   
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公開を前に来日したテリー・ジョージ監督にお話を伺いました。この映画を作るのにあたって、細心の注意を払って調査を重ねたことを語ってくださいました。インタビューの詳細は後日お届けします。(咲)


2016年/スペイン・アメリカ/2時間14分/カラー/シネマスコープ
配給:ショウゲート
後援:アルメニア共和国大使館
公式サイト:http://www.promise-movie.jp/
★2018年2 月3日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー





posted by sakiko at 21:16| Comment(0) | スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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