2018年01月21日

消された女(原題:Insane)

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監督・脚本:イ・チョルハ
撮影:キム・ミン
出演:カン・イェウォン(カン・スア)、イ・サンユン(ナ・ナムス)、チェ・ジノ(ジャン院長)

大都会の白昼、一人で歩いていたカン・スアが何者かに車に押し込められ、拉致された。彼女は患者として精神病院に監禁される。どんな訴えも取り上げてもらえず、病棟での過酷な日々を手帳に記録し始めた。
一年後、テレビプロデューサーのナ・ナムスの元にびっしりと書き込まれた手帳が届いた。精神病院の火災事故のただ一人の生存者であり、警察署長殺害の容疑者カン・スアのものだった。

“精神保健法 24 条”は「保護者2人の同意と精神科専門医1人の診断があれば、患者本人の同意なしに「保護入院」という名の強制入院を実行できる」という法律です。それを悪用して病気でないものが拉致・監禁される事件が多発していました。重要な人権問題だとして製作に入った本作がきっかけになり、2017年4月公開後、興行的にも成功したうえ、この理不尽な法律が広く認知されました。9月には裁判所から“精神保健法 24 条”について「精神疾患患者の強制入院は、本人の同意なければ憲法違反である」との判決が下されました。監督も国会に行ったり証言したりされたそうです。「映画製作者として社会に貢献できて嬉しい」とオフィシャルインタビューで語っています。これからも社会に対して問題提起をするような意味のある作品を作りたいとか。「皆最近はスマホに夢中ですが、もっと周りを見渡して他人を思いやり、なにかあったときには励ましあえるような気持ちを持ってほしい」とイ・チョルハ監督から観客へのメッセージです。(白)

2016年/韓国/カラー/シネスコ/91分
配給:太秦
(C)2016 OAL, ALL RIGHTS RESERVED
http://www.insane-movie.com/
★2018年1月20日(土)より、シネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 17:54| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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