2017年12月10日

Mr.Long ミスター・ロン(原題:Mr. Long)

mrlon.jpg

監督・脚本:SABU
撮影:古屋幸一
音楽:松本淳一
出演:チャン・チェン(ロン)、青柳翔(賢次)、イレブン・ヤオ(リリー)、バイ・ルンイン(ジュン)、有福正志(平助)、忠雄(諏訪太朗)、久美子(大草理乙子)、町子(歌川雅子)、君枝(真下有紀)、肉屋(山崎直樹)、魚屋(瀬口寛之)、電気屋(水澤紳吾)

台湾人の殺し屋ロンは日本での仕事を請け負い、東京・六本木にやってきた。標的の台湾マフィアをクラブで狙ったが失敗し、言葉もわからないまま北関東まで逃れていく。寂れた田舎町で少年ジュンやその母と出あい、空き家におちつくことになる。新しい住民のロンに、世話好きなご近所さんたちが入れ代わり立ち代わりやってくる。人と関わらずにいたロンだったが、彼らに勧められるまま牛肉麺(ニュウロウミェン)の屋台をひくことになってしまった。手作り屋台の美味しい麺は評判となったが、ロンを追うヤクザたちにも居所を知られてしまう。

2015年、台湾の高雄国際映画祭でSABU監督とチャン・チェンが会ったことから、この映画の企画がスタートしたとか。SABU監督がチャン・チェンのために当て書きし、彼にとても気に入ってもらった脚本なので、雰囲気によくあっています。ロンは日本語が話せない設定のためセリフが少なく、無口な分クールさが際立ち、より繊細な表情が出たようです。ナイフの達人ということで、接近してのアクションをスタントなしで本人が演じています。返り血を浴びた姿がありますが、それまでに培った住民との絆もこれで終わった、という悲しみもたたえていて凄惨ながら印象的なシーンでした。
チャン・チェンが『クーリンチェ少年殺人事件』 (正式には漢字)に出演したのは15歳のとき。ジュン少年に向けるお父さんのような眼差しに、40代になったんだなぁと感慨深いです。(白)


2017年/日本・香港・台湾・ドイツ合作/カラー/シネスコ/129分
配給:HIGH BROW CINEMA
(C)2017 LIVE MAX FILM / HIGH BROW CINEMA
https://mr-long.jp/
★2017年12月16日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
posted by shiraishi at 19:06| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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