2017年12月10日
オレの獲物はビンラディン(原題:Army of One)
監督:ラリー・チャールズ
原作:クリス・ヒース
脚本:ラジーブ・ジョセフ、スコット・ロスマン
撮影:アンソニー・ハードウィック
音楽:デビッド・ニューマン
出演:ニコラス・ケイジ(ゲイリー・フォークナー)、ラッセル・ブランド(神)、ウェンディ・マクレンドン=コービー(マーシ・ミッチェル)、レイン・ウィルソン(CIA職員シモンズ)、デニス・オヘア(CIA職員ドス)
アメリカ コロラド州の田舎町に住むゲイリーは信仰心×愛国心の塊のような男。同時多発テロの首謀者と目されるビンラディンがいまだ見つからないのに業を煮やしている。病院での人工透析中、突如“神”からの啓示を受けたゲイリー、政府は頼りにならない、俺が行っちゃる!と決心する。まずパキスタンまでの足を確保、武器を揃え、と準備する熱血オヤジなゲイリー。たった一人でも気持ちは軍隊なのだ。ところが土地の人の温かさに触れてどうも勝手が違ってしまった。それでも初志貫徹と何度もパキスタンを訪れる不思議なオヤジの行動はCIAの知るところとなる。
2010年、実際にビンラディン誘拐を企てた容疑でパキスタン当局に拘束されたアメリカ人ゲイリー・フォークナーの実話。『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のラリー・チャールズ監督が、「正気じゃないけど、とことん本気」な男の熱い日々を、これまたとことん熱く役作りをするニコラス・ケイジとタッグを組んで作り上げた作品。本人映像がエンドロールで観られますが、ほんとにそっくりに役作りしています。あんな物騒な人がパキスタンまで行ってしまうところが凄い。こんな人がいるなんてアメリカは不思議な大国です。秋のしたまちコメディ映画祭でいち早く上映されました。これは大きな劇場でみんなしてワッハッハ〜と観るのがお勧め。まるで現代のドン・キホーテのようで、その一途な思いにちょっとほだされます。真似はしないけどね。(白)
2017年/アメリカ/カラー/シネスコ/92分
配給:トランスフォーマー
(c)2016 AOO Distribution, LLC. All rights Reserved
http://www.transformer.co.jp/m/finding-binladen/
★2017年12月16日(土)シネマート新宿ほか全国順次公開
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