2017年10月22日

エンドレス・ポエトリー   原題:Poesia Sin Fin

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監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影: クリストファー・ドイル
出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、ブロンティス・ホドロフスキー、レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ

ホドロフスキー一家は、チリ北部の故郷トコピージャから、船で首都サンティアゴへ向かう。娼婦や怪しい薬を売る男たちがうずめく労働者の街マトゥカナ通りに店を構えたアレハンドロの父ハイメ。万引き客に容赦なく暴行を加える父に怯える中、アレハンドロはスペインの詩人ガルシア・ロルカの詩集に出会う。父は生物学の本を読んで医者になれと罵倒するが、集まる親族の前で医学の道には進まず詩人になると宣言する。そんなアレハンドロを従兄弟のリカルドは芸術家姉妹の家に案内する。ダンサー、画家、ピアニストなどが共に暮らしていて、アレハンドロも詩を披露しながら充実の時を過ごす。
ニカノール・バラの詩集に惹かれたアレハンドロは、詩に出てくる「毒蛇女」のような女との出会いを期待して、詩人が集う店「カフェ・イリス」に向かう。そこで、まさに毒蛇女のモデルである詩人ステラと出会い、彼女と結ばれるが、徐々に詩作に割く時間が減っていく。そんな矢先、従兄弟のリカルドが首吊り自殺した場面をみてしまう。親の思う人生を命を絶ってまで拒否したリカルドを見て、自分の人生を考え直すアレハンドロ・・・

アレハンドロが少年時代と決別し、詩人として生きる決意をして、パリに旅立つまでを描いた物語。ホドロフスキー監督自身が体験したことを、映画という芸術作品として再現。サンチャゴでは実際に住んでいたマトゥカナ通りで撮影しています。

1929年、ロシア系ユダヤ人の子どもとして生まれたアレハンドロ・ホドロフスキー監督。
前作『リアリティのダンス』では、生まれ育ったチリ北部ボリビア国境近くのトコビージャでの日々が綴られています。
本作は、その続編。ホドロフスキー監督は、今後も、パリ時代、メキシコ時代、そしてパリに戻って、45歳年下の妻パスカルとの出会いを描きたいと意欲的に語っています。

『リアリティのダンス』の続きが観たい!という多くのファンの願いを実現しようと立ち上がった一人が、アップリンク代表の浅井隆氏。
めくるめくホドロフスキーの世界を、また世に送り出してくださったことに感謝です。(咲)



<アレハンドロ・ホドロフスキー監督からのメッセージ>

私はもう88歳で、死にかけている。
間もなく肉体は滅びる。

私は映画で、多くの観客を惑わせるのではなく、自覚させたい。
芸術は人に向かって扉を開き、その中に人は自己を見出す。

私たちは檻にとらわれて多くの物に惑わされる。
だが、意識には名前も、年齢も、国籍も、性別もない。
自由を望めば自由になれるんだ。

映画館のスクリーンの前で意識を覚醒してほしい。
芸術の言葉を受け取ってほしい。
――アレハンドロ・ホドロフスキー

下記、アツコバルーの会場で監督のメッセージ動画の完全版を観ることができます。

◆映画『エンドレス・ポエトリー』公開記念 特別企画
ホドロフスキーと妻パスカルの共作ドローイング展示

会期:2017年10月14日(土)〜11月5日(日)
水〜土曜 14:00-20:00/日、月曜 11:00-18:00/火曜休

会場:アツコバルー arts drinks talk
東京都渋谷区松濤1-29-1 5F TEL.03-6427-8048
http://l-amusee.com/atsukobarouh/
料金:500円

◆第30回 東京国際映画祭 特別招待作品
『エンドレス・ポエトリー』上映後Q&Aに
主演で音楽も手掛けるホドロフスキーの息子アダン・ホドロフスキー登壇!
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日時:2017年10月26日(木)11:35開場/12:05開映/14:45終了 
会場: EXシアター六本木

2016年/フランス・チリ・日本/128分/スペイン語/1:1.85/5.1ch/DCP
配給:アップリンク
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/endless/
★2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほか全国順次公開





posted by sakiko at 16:06| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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