2017年09月10日
スイス・アーミー・マン(原題:Swiss Army Man)
監督・脚本:ダニエルズ(ダニエル・シュナイナート、ダニエル・クワン)
撮影:ラーキン・サイプル
音楽:アンディ・ハル、ロバート・マクダウェル
出演:ポール・ダノ(ハンク)、ダニエル・ラドクリフ(メニー)、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(サラ)
海で遭難、無人島で孤独な生活を送っていたハンクは、全く助けのないのに絶望してついに自殺を試みる。首に縄をかけたとき、海岸に横たわる人間に気がついた。思わず駆け寄ってみればスーツ姿の男で、すでに死んでいる。しか〜し彼の身体にはガスがたまっていて、海に浮かぶ上、ジェットスキーのような推進力があった(つまりはおならの力)。これで島を抜け出せる!と大喜び。死体とわかっても話しかけてしまうハンクに、なんと返事がかえってきた。おまけにスイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)のようにたくさんの役立つ機能があることがわかった。死ぬ前の記憶がない彼を“メニー”と名付け、ハンクは不思議な友情をはぐくむことになった。二人は故郷に帰ることができるのか??
あのハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフが死体の役、それも演技派ポール・ダノと二人出ずっぱりの奇想天外な話です。死体のメニーは目と口だけが動きます。身体は動かせないので、ハンクが人形遣いのように動かしたり引きずったり。林の中のシーンはさぞ大変だったことでしょう。ハンクが独りぼっちのときに作ったらしい小物がちょこちょこと出てきますが、とても可愛いです。よーく見たかった。
男の子二人(?)だけの無人島生活につき、下ネタもたくさんで試写室は爆笑でした。よもやこの話で泣けるとはっ。前代未聞のサバイバル×青春×冒険物語、ぜひ劇場へ足をお運びください。音楽も面白いです!(白)
2016年/スウェーデン、アメリカ/カラー/シネスコ/97分
配給:ポニーキャニオン
(C)2016 Ironworks Productions, LLC.
http://sam-movie.jp/
★2017年9月22日(金)TOHOシネマズシャンテほか公開
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