2017年08月13日

いつも心はジャイアント(原題:Jatten)

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監督・脚本:ヨハネス・ニホーム
撮影:ヨハン・ルンボリ
音楽:ビョルン・オルソン
出演:クリスティアン・アンドレン(リカルド)、ヨハン・シレーン(ロランド)、アンナ・ビェルケルード(エリザベス)、リンダ・フェイス(リナ)

骨が変形する難病を抱えて生まれたリカルド。母親は精神を病んで子どもを育てられず施設に入り、リカルドも別の施設で育った。母の愛を知らないままだったが、母を恋しく思う気持ちは人一倍強かった。言葉が不自由なことや外見から差別を受けながらも、夢見る心は自由。リカルドは自分が巨人になってはるか下界を見下ろし、闊歩するところを想像する。リカルドはペタンクという球技と出会い、多くの仲間を得た。夢中になったロランドだったが、練習中にケガをしてしまう。リカルドを理解してくれる唯一の友人ロランドは、一緒にペタンクでスウェーデン代表になろう、と励ましてくれるのだった。

どういう病気かの説明はありませんが、リカルドは胎内にいるころからの奇形なのか、頭部が大きく変形し目も口の動きも不自由です。ロランドのように限られた人としか会話ができません。けれども自由に想像の羽を広げてはばたくことは、どんな状況でも誰にも邪魔されることはありません。生活のようすはドキュメンタリータッチで、リカルドの想像部分はスウェーデンの雄大な景色を背景にした色鮮やかなファンタジータッチです。その差が大きいほどちょっと辛い気持ちになるのですが。
ペタンクは2チームで木製のボールを標的に金属のボールを投げてより近づけるのを競うスポーツです。フランスで生まれて老若男女が楽しめるスポーツとして日本にも普及しました。実際に試合をしているのを見たのはこの映画が初めてでした。大きなビー玉遊びみたいな感じです。ゆっくり狙いをつけて投げるので、障害のあるリカルドも楽しく挑戦することができます。投げるボールが重そうなので危ないなぁと思っていた矢先に事故が。リカルドは実際の障がいのある方かと思ってしまいましたが、長時間かけた特殊メイクをした俳優さんが演じています。母親の住む雑然とした部屋がまるで自分の部屋のようで、愕然。私も病んでいるのか??
スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で作品賞を含む3部門を受賞。(白)


2016年/スウェーデン、デンマーク/カラー/90分
配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2016 Garage Films SE. ALL RIGHTS RESERVED.
http://www.giant-movie.jp/
★2017年8月19日(土)より新宿シネマカリテ他全国順次公開
posted by shiraishi at 17:17| Comment(0) | スウェーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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