監督:ブリランテ・メンドーサ 製作:ロレート・ラリー・カスティーリョ
製作総指揮:ブリランテ・メンドーサ 脚本:トロイ・エスピリトゥ
出演:ジャクリン・ホセ,フリオ・ディアス 他
ローサはマニラのスラム街の片隅で小さな雑貨店を家族で経営している。家計のため、少量の麻薬を扱っていたが、ある夜、密告からローサ夫婦は逮捕される。警察による麻薬売人の密告要求、高額な保釈金… ローサの子どもたちは、両親の自由を取り戻すため奔走する。
◆主役ローサを演じるジャクリン・ホセは本作で第69回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を獲得。 監督は第3黄金期と呼ばれるフィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ。私的にはラヴ・ディアス監督よりは好きかもです、ハイ。現在、同国第16代大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は「麻薬を完全に撲滅する。逆らう者が望むなら、与えるのは死だ」の発言どおり「麻薬撲滅」のもと警察、自警団による超法規的な処分をおこなっている… しかし一般市民は貧困のせいで麻薬密売に手を出さざるをえない… そんなフィリピンの現在が垣間見れる作品に仕上がってました。なんとなく終始、画面がスモークしているのもマニラって、きっと日々湿度が高そうです… フィリピンは訪れたい国のひとつだったけど色んな意味で当分ムリそう…。 (千)
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2016/フィリピン/配給ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/rosa/
★7月29日(土)より渋谷イメージフォーラムほか全国順次公開