2017年06月11日
ドッグ・イート・ドッグ(原題:Dog Eat Dog)
監督:ポール・シュレイダー
原作:エドワード・バンカー
脚本:マシュー・ワイルダー
出演:ニコラス・ケイジ(トロイ)、ウィレム・デフォー(マッド・ドッグ)、クリストファー・マシュー・クック(ディーゼル)、ルイーザ・クラウゼ(ゾーイ)
オハイオ州、クリーブランド。トロイはようやく刑務所から出所できることになった。ムショ仲間だった巨漢のディーゼルと再会した。普段は温厚だが怒ると手がつけられない男。もう一人のマッド・ドッグは、コカイン中毒男でいつもぶっ飛んだトラブルメーカーだ。友情を重んじるトロイは切り捨てることなく、これからの相談をする。とりあえず金を作りたい3人は地元のギャングに声をかけ、借金を返済しない男から子どもを誘拐する仕事を提案された。子どもがらみは気が進まなかったが、75万ドルという高額な報酬につられて引き受けてしまう。簡単なはずだった仕事が、マッド・ドッグのミスで一転。3人は追われる身になり、どんどんドツボにはまり、事態は悪くなるばかり。
R18+で男性路線の作品です。が、見始めると面白い。ウィレム・デフォーの切れっぷりが、ひどい。おまけにダメすぎ。振り回される二人が可哀想すぎる…。崖っぷちの3人がずるずると落ちて行って、這い上がれずにラストまで。「すぎる」のは笑いに繋がるようです。
ポール・シュレイダー監督は、もともと映画評論家で、74年に高倉健の『ザ・ヤクザ』で脚本家デビュー。なんと『タクシードライバー』(1976)『レイジング・ブル』 (1980)など秀作も書いていました。ニコラス・ケイジとの前作『ラスト・リベンジ』は編集権のせいで心残りな作品で、この作品は好きなように作ったのだそうです。ハリウッドでは監督に編集権がないのがふつうだとはジョン・ウー監督も言われてましたっけ。
ニコラス・ケイジのこれまでの衣裳で1番インパクトがあったのは『ワイルド・アット・ハート』(1990)の蛇皮のジャケットでしたが、今度のが2番です。ここ一番という交渉のときに着る勝負服らしい普通のスーツなんですが、空色とは!そりゃステージ衣裳でしょ。刑務所生活が長かったトロイのずれ加減を感じました。(白)
2016年/アメリカ/カラー/シネスコ/93分/R18+
配給:プレシディオ
(C)2015 BLUE BUDGIE DED PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
http://dogeatdog-movie.com/
★2017年6月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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