2017年05月28日

花戦さ

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監督:篠原哲雄
原作:鬼塚忠
脚本:森下佳子
音楽:久石譲
美術:倉田智子
出演:野村萬斎(池坊専好)、市川猿之助(豊臣秀吉)、中井貴一(織田信長)、佐々木蔵之介(前田利家)、佐藤浩市(千利休)、高橋克実(吉右衛門)、山内圭哉(専伯)、和田正人(専武)、森川葵(れん)

戦国時代、京の六角堂に池坊専好という風変わりな花僧がいた。人の名前と顔が覚えられず、天真爛漫。ただただ花が好きで、世情にも出世にもとんと関心がない。時の権力者・織田信長に活けた花が気に入られ、いっきに評判が上がる。本能寺の変以後、豊臣秀吉が天下人となり、しばし世情は安定する。専好は千利休と親しくなり、互いに尊敬し高めあっていく。その後、権力を手にした秀吉は一粒種の鶴松を亡くし、正気を失ったごとく傲慢な圧政をしく。意に沿わない者は次々とは始末され、無辜の民が苦しむようになった。大切な人たちの窮状に、専好は刃でなく花を持って闘うことを決意する。

華道家元池坊に伝わる逸話を元に書かれた鬼塚忠氏の同名小説が原作。狂言師・野村萬斎、歌舞伎俳優・市川猿之助をはじめとして主役を張れる俳優が勢ぞろい。書ききれないほどたくさんの出演者です。野村萬斎さんの飄々とした軽さ、温かさが主人公そのままのようでした。池坊初代家元の専好が花を活けたとされてから、今年は555年になるそうです。先週ちょうど日本橋三越で池坊展が開催されていたので、覗いてきました。映画の紹介パネルもあり、専好と秀吉の衣裳が2点飾られていました。
秀吉と千利休の確執はこれまでにいくつかの作品で描かれてきました。1989年の『利休』(勅使河原宏監督)では、三國連太郎さんが千利休。今回は同じ役を実子の佐藤浩市さんが演じています。親子2代ですね。
作品中、池坊監修のいけばなが200余。茶道、華道をたしなむ方は必見です。劇中れんが描く絵画は小松美羽さん、題字は金沢翔子さん、と各界の才能のコラボレーションとなっています。(白)


2017年/日本/カラー/ビスタ/127分
配給:東映
(C)2017「花戦さ」製作委員会
http://www.hanaikusa.jp/
★2017年6月3日(土)いざ、勝負!
6/24(土)〜25(日)丸の内TOEIで日本語字幕付上映
posted by shiraishi at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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