2017年04月15日

ターシャ・テューダー 静かな水の物語

tasha.jpg

監督:松谷光絵
撮影:高野稔弘
出演:ターシャ・テューダー、セス・テューダー、ウィンズロー・テューダー、エイミー・テューダー

アメリカで最も愛される絵本作家、世界中のガーデナーの憧れのターシャ・テューダーは、1915年ボストンの富裕な家庭に生まれました。父は飛行機や船の設計・製作技師、母は肖像画家。母には社交界へのデビューを期待されましたが、農村の生活を好み、両親の親友の住むコネチカット州で成長します。22歳で結婚、夫と農場を営みながら絵本作家としてデビューしました。子どもや身の回りにある草花や動物を暖かな筆致で描いた絵本は人気を博します。4人の子どもに恵まれましたが、後に離婚。絵筆で生活を支え、子どもたちを育て上げました。
1971年、バーモント州の山中の土地を手に入れ、夢見ていた18世紀風のコテージ(長男セスの手仕事)を建てて一人住まいを始めます。日々の暮らしを大切にゆったりと送りながら、長い時間と手間をかけて花いっぱいの美しい庭を作り上げ亡くなるまで暮らしました。

このドキュメンタリー作品は松谷光絵監督が10年にわたって取材したものに、新しく撮影された映像を加えてまとめられました。ターシャのプライベートな書斎、3方向の窓から光が入り外が見えるベッドルームも見られます。晩年(2008年92歳で逝去)までそばに寄りそった愛犬メギーをなでるターシャ。少し小さくなった彼女の「幸せは自分で作り出すもの」「忙しすぎて心が迷子になっていない?」と語りかける言葉がしみこんできます。広い広い庭はとても真似できませんが、手を抜かないていねいな暮らし方はすぐにお手本になります。
2010年に日本全国を巡回した展覧会には、愛用したティーセットや台所道具、手作りの洋服がありました。この作品でまたターシャに会うことができます。(白)


ターシャさんは、新しい種を植える時、3カ所に植えて、咲き具合をみて、一番その花が幸せに過ごせる場所を見つけるそうです。その言葉を聞いて、亡き母が、植木鉢をしょっちゅう動かしていたのを思い出しました。母は、ターシャさんの番組も大好きでよく観ていました。私はといえば、花を枯らすのが得意。母が大事に育てていた草花も瀕死の状態に。
ターシャさんが草花を思う気持ちは、もちろん人を思う気持ちにも通じていて、映画を観て、あらためて素敵な人生だったなぁ〜と思いました。(咲)


2017年/日本/カラー/105分
配給:KADOKAWA
(C)Richard W Brown
http://tasha-movie.jp/
★2017年4月15日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他全国公開
posted by shiraishi at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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