2017年03月12日

3月のライオン 前編

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監督:大友啓史
原作:羽海野チカ「3月のライオン」白泉社刊
脚本:岩下悠子、渡部亮平、大友啓史
撮影:山本英夫
出演:神木隆之介(桐山零)、有村架純(幸田香子)、倉科カナ(川本あかり)、染谷将太(二海堂晴信)、清原果耶(川本ひなた)、伊藤英明(後藤正宗)、豊川悦司(幸田柾近)

桐山零(きりやま れい)17歳。中学生でプロになった天才棋士と言われている。しかし彼には家も家族も友達もなかった。小学3年のときに両親と妹が交通事故で亡くなり、一人残された零は父の友人のプロ棋士・幸田に内弟子として引き取られる。幸田家の姉弟より零が強くなったとき、幸田は二人に将棋をあきらめさせた。その軋轢から零は幸田家を出て一人暮らしを始める。橋の向こうで和菓子屋を営む川本家の三姉妹と出会った零は、一人になってから初めて暖かな家庭の味を知る。

原作のコミック「3月のライオン」は2007年に連載(不定期)が始まり、2016年9月には第12巻が発行されています。数々の漫画賞を受賞した人気作品で、昨年10月からNHKでテレビアニメが放映。映画は前・後篇に分けられ、零が彼をめぐる人々とのふれあい、ぶつかりあいを経験しながら成長していく様子が描かれます。零が生きていくための唯一の拠り所だった将棋、その対戦相手たちがまあ綺羅星のごとく登場しますので、映画何本分もの濃さでした。昨年『聖の青春』で主人公・村山聖の後輩役だった染谷将太が、この作品では村山聖をモデルにした棋士・二階堂を特殊メイクで演じているのも見どころの一つです。最初誰かわからないくらいでした。なんでも零のせいにする香子のキレっぷりが怖い〜有村架純さん役の幅広げましたね。
韓国ドラマなみに不幸が襲ってくる零に、やっと嬉しい出会いがあってホッと一息。三日月堂の三姉妹とお爺ちゃんの住む川本家がほんとに居心地よさそうで、こんな親戚があったらいいなと思ってしまいました。お料理も美味しそうなので、腹ペコで観ないように。(白)


2017年/日本/カラー/シネスコ/138分
配給:東宝、アスミック・エース
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
http://3lion-movie.com/
★前編 2017年3月18日(土)、後篇4月22日(土)2部作連続・全国ロードショー
posted by shiraishi at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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