2017年03月12日

ひるね姫〜知らないワタシの物語〜

hirunehime.jpg

監督・原作・脚本:神山健治
音楽:下村陽子
主題歌:森川ココネ
声の出演:高畑充希(森川ココネ/エンシェン)、満島真之介(佐渡モリオ)、古田新太(渡辺一郎/ベワン)、釘宮理恵(ジョイ)、高木渉(佐渡/ウッキー)、前野朋哉(雉田/タキージ)、清水理沙(森川イクミ)

岡山県倉敷市に住む森川ココネ。家でも学校でも居眠りばかりしている女子高生。なぜかこの頃同じ夢ばかり見ている。車の改造に熱中している無口な父モモタローと二人暮らし、母は事故死したと聞いている。ココネは小さすぎて一つも母の記憶がないが、詳しいことを話してもらえない。
東京オリンピックが間近になったある日、ココネが学校にいる間にモモタローが突如警察に逮捕され、東京へ連行されてしまった。いったいなぜ? 父の逮捕理由がわからないココネは、幼馴染の大学生モリオと一緒に父のいる東京に向かう。道中でまた眠ってしまったココネは、自分の見る夢と現実がリンクしていて、夢の中には知らない自分と両親の秘密があると気がつく。

夢と現実を行ったり来たりするストーリーで、ちょっと変わった設定です。スピード感もありますが、わかりにくくはありません。やたら眠たがりのココネですが、母のいない家庭をちゃんと支え、強い意志と行動力で夢の中でも大活躍です。こんなに自由自在に動ける夢が見られたら面白いだろうなぁ。主題歌の「デイ・ドリーム・ビリーバー」は、団塊の世代にはアメリカの人気グループ、ザ・モンキーズのオリジナルで、その後忌野清志郎さんのカバ―曲で日本語の歌詞が浸透しました。今の世代には「ひるね姫の主題歌」になるんでしょうか。
今作は10日から開催の東京アニメアワードフェスティバル2017のオープニング作品にもなりました。翌11日には「神山祭in TAAF2017」が開催され、神山健治監督の『攻殻機動隊S.A.C.』、『精霊の守り人』、『東のエデン』の第1話を上映しながら神山監督とProductionI.Gの石川光久社長が生オーディオコメンタリーを実施、制作秘話を披露したそうです。「攻殻機動隊というビッグタイトルに声をかけてもらったのが35歳、今51歳になりました。頑張って作ってきて、こうやって形になって嬉しいし、誇らしい気持ちになります」とコメント(宣伝さん提供)。観に行きたかった。(白)


2017年/日本/カラー//110分
配給:ワーナー・ブラザース
(C)2017 ひるね姫製作委員会
http://wwws.warnerbros.co.jp/hirunehime/
★2017年3月18日(土)よりロードショー
posted by shiraishi at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック