監督:アントワン・フークア
脚本:ニック・ピゾラット、リチャード・ウェンク
撮影:マウロ・フィオーレ
音楽:ジェームズ・ホーナー、サイモン・フラングレン
出演:デンゼル・ワシントン(サム)、クリス・プラット(ジョシュ)、イーサン・ホーク(グッドナイト)、ビンセント・ドノフリオ(ジャック)、イ・ビョンホンビリー)、マヌエル・ガルシア=ルルフォ(バスケス)、マーティン・センズメアー(レッドハーベスト)、ピーター・サースガード(バーソロミュー・ボーグ)、ヘイリー・ベネット(エマ)
西部開拓時代の小さな町、ローズ・クリークは酒場や娼館を営むボーグに支配されていた。保安官は抱きこまれ、住民たちは暴力に屈服させられ、教会に火までつけられた。目の前で最愛の夫を殺されたエマは苦しんできた人々に声をかけ、なけなしのお金を集める。ボーグの一味と戦える屈強な男たちを雇うつもりだった。
賞金稼ぎのサムが中心となり、早撃ちのガンマン、ギャンブラー、ナイフの達人など7人の男が集まった。
『七人の侍』(1954)『荒野の七人』(1960)は、誰でも一度は観ているはず…観てますよね?その名作の魂を受け継いで、新しい空気を吹き込もうとしたのは、アントワン・フークア監督。主役のデンゼル・ワシントンとは『トレーニングデイ』『イコライザー』についで3作目のタッグです。
稼ぐつもりで集まったのは、みな今でいうマイノリティな出自で一癖も二癖もある男たち。それぞれに主役をはれる豪華メンバーが、命がけの戦いに身を投じていきます。韓国スターのイ・ビョンホンはナイフ投げの達人。ギャンブラーのイーサン・ホークとかわす目線が気になります。ほかもなかなかのつわもの揃いなので、お気に入りのキャラができるのではないでしょうか。
夫(マット・ボマー)を殺されたエマ役はヘイリー・ベネット。この西部劇では土ぼこりで汚れていますが、11月に公開された『ガール・オン・ザ・トレイン』では輝く金髪美女でした。
アントワーン・フークア監督のコメント「重要なのは『七人の侍』のDNAに忠実であること。クロサワが生きていれば、現代版のこの物語を観たいと思ってくれると信じている」(白)
2016年/アメリカ/カラー/ビスタ/133分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
http://www.magnificent7.jp/
★2017年1月27日(金)よりロードショー