監督ロシュディ・ゼム
製作エリック・アルトメイヤーニコラ・アルトメイヤー
原案ジェラール・ノワリエル脚本シリル・ジェリー
出演
オマール・シー ショコラ(ラファエル・パディーヤ)
ジェームス・ティエレ ジョルジュ・フティット
クロチルド・エム マリー・グリマルディ
オリビエ・グルメ ジョゼフ・オレール
フレデリック・ピエロ デルヴォー
20世紀初頭のサーカスで人気を得たフランス史上初の黒人芸人ショコラを描いた作品。人種偏見の激しい時代、白人の芸人フティットがショコラを見出し、コンビを組み、芸で身を立て大活躍していく姿を描く。小さなサーカスから始まり、パリの有名なサーカスからお声がかかり、次第に有名になっていく二人。そんな中、ショコラは厳しい人種差別にあいながらもひたむきに芸を磨きながら生きていく。しかし、その現実から逃れるように、ショコラはギャンブルに溺れていく。身分証を持っていないため不法滞在の罪で収監もされ、拷問も受ける。そんなショコラをフティットは支えるが、次第に溝も深まっていく。
ショコラを演じたのは『最強のふたり』のオマール・シー。相方フティットを演じるのはチャールズ・チャップリンの孫であるジェームス・ティエレ。
アメリカでの人種差別というのは、今まで映画でずいぶん描かれてきたが、フランス映画で、そういうテーマを描いた作品は日本ではほとんど公開されてきてはいないのでは。それにしても、これはやはりオマール・シーという俳優が出てきたからこそできた作品かなと思った。(暁)
2015年 フランス 119分
配給 東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
オフィシャルサイト http://chocolat-movie.jp/