2017年01月15日

トッド・ソロンズの子犬物語(原題:Wiener-Dog)

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監督・脚本:トッド・ソロンズ
出演:ダニー・デビート(シュメルツ)、エレン・バースティン(ナナ)、ジュリー・デルピー(ダイアナ)、グレタ・ガーウィグ(ドーン)、キーラン・カルキン(ブランドン)

病気の男の子レミへのパパからサプライズプレゼントはダックスフントだった。レミは友達ができて大喜びするが、ママは迷惑顔だ。案の定いろいろ問題を起こし(犬にはふつうのことなんだけど)、安楽死させられることになってしまった。獣医の助手のドーンは注射する寸前、子犬を助け出して自宅に連れ帰る。一人の寂しい生活にやってきた子犬のために餌を買いに行ったドーンは、元クラスメートのブランドンと偶然に再会した。車で遠出するブランドンに誘われ、ドーンと子犬は旅に出る。

犬好きな人が『子猫物語』のような映画を期待するでしょうが、それはおおいに危険!ダックスフントの彼女は狂言回しのような役割で、いろいろな人々のところを転々とします。それが揃いも揃って“残念”な人ばかり。最初から笑っていいのだろうか?というダークな設定や台詞が出てきて、『人生スイッチ』のようなブラックコメディ好きな人のための映画だとわかります。
最初のエピソードのレミ少年は聡明で優しくて泣かせるセリフもあります。安心してると両親のブラックさに口が開いてしまったり、え〜という人にも案外いいところがあったりで、黒白背中合わせのオセロの石みたい。最後までこれが続くのですよ。意外な出演者にも注目〜!
ダックスフントは英語でウインナードッグっていうんですね。検索したら、ソーセージドッグともいうらしく、パンに挟んだ画像までありました。そういうのも笑える人向けの作品です。(白)


2015年/アメリカ/カラー/ビスタ/88分
配給:ファントム・フィルム
(C)2015 WHIFFLE BALLER, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
http://koinu-story.jp/
★2017年1月14日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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