2016年12月11日

うさぎ追いし 山極勝三郎物語

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監督:近藤明男(『ふみ子の海』『エクレール・お菓子放浪記』)
出演:遠藤憲一、水野真紀、豊原功輔、岡部尚、高橋惠子、北大路欣也
横光克彦、緒方美穂、尾崎右宗、秋月成美、森日菜美、古今亭文菊、白川和子、三上寛

「癌が作れれば、癌は治せる」
その一念で、人工的に癌を発生させる実験を成功させ癌研究に生涯を捧げた山極勝三郎の物語。

江戸から明治への転換期。上田藩の下級武士の家系に生まれ育った山本勝三郎(遠藤憲一)は、16歳のとき、東京で町医者を開業する山極吉哉(横光克彦)の後継ぎとなるべく上京し、吉哉の娘・かね子(水野真紀)の婿養子に入る。郷里の親友、金子滋次郎(豊原功補)とともに東京帝国大学の医科に進学した勝三郎は、臨床医ではなく病理学の道へ進むことを決意する。32歳で東京大学教授に昇進し、3人の子にも恵まれた勝三郎だが、結核に見舞われてしまう。病を患いながらも、「癌刺激説」の証明をめざして、うさぎの耳にあらゆる手段で刺激を加え続け、人工癌が出来るかどうかの実験を続ける。

今年も日本人研究者がノーベル賞を受賞されました。山極勝三郎博士も受賞には至らなかったものの、数度にわたってノーベル賞候補に推薦されたことがあるそうです。まさに、日本が世界に誇る研究者のお一人だと、本作を観て知りました。
映画には、信州上田への深い郷土愛も描かれています。プロデューサーの永井正夫氏も上田のご出身。大腸癌を患ってがん研有明病院に入院された折に、がん研究会設立者の中に見つけた山極勝三郎博士が、自身と同じ上田の出身であることを後に知ります。山極勝三郎博士と親友の小河滋次郎氏が明治18年に設立した「郷友会」は、130年経った今も健在。私の同級生や知人にも上田高校出身の方がいて、郷友会の会報を何度かいただいたことがあります。誰しも故郷への思いは深いものですが、上田の方たちの郷土愛の強さいには格別のものがあるように感じます。(咲)


2016年/ビスタサイズ/カラー/DCP/111分
配給:新日本映画社
公式サイト:http://usagioishi.jp/
★2016年12月17日(土)より有楽町スバル座他全国ロードショー
(11月5日(土)よりTOHOシネマズ上田・長野グランドシネマズ他先行公開)
posted by sakiko at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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