2016年11月27日

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(原題:Florence Foster Jenkins)

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監督:スティーブン・フリアーズ
脚本:ニコラス・マーティン
撮影:ダニー・コーエン
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:メリル・ストリープ(フローレンス・フォスター・ジェンキンス)、ヒュー・グラント(シンクレア・ベイフィールド)、サイモン・ヘルバーク(コズメ・マクムーン)、レベッカ・ファーガソン(キャサリン)、ニナ・アリアンダ(アグネス・スターク)

1944年。ニューヨーク社交界の大物マダム、フローレンス・フォスター・ジェンキンスは、親から受け継いだ莫大な遺産を愛する音楽と音楽家たちのために惜しまずに使ってきた。オペラが好きなフローレンスはソプラノ歌手になる夢を抱き続け、専門家の指導を受けていた。サロンに人を集めては自ら歌い、人々は賞賛したが実は彼女は絶世の「音痴」。その事実を本人だけが知らなかった。夫のシンクレアがいつも周到に根回しし、彼女への悪評を耳に入れないように苦労していたからなのだが、彼女は舞台に立ち、大勢の聴衆の前で歌うのを夢みていた。伴奏者として雇われたサイモンは、すぐに彼女の欠陥に気づきシンクレアに無謀だと忠告するが、いつしか天真爛漫な彼女の魅力に引き込まれていく。

10月25日、東京国際映画祭のオープニング作品としていち早く上映されました。来日したメリル・ストリープの映像をご覧になった方も多いことでしょう。歌に定評のあるストリープですが、演技のためにちゃんと正しく歌うレッスンをしてから少しずつ外していったのだそうです。
フローレンス・フォスター・ジェンキンスは実在の女性で「音痴の歌姫」として有名、彼女の歌声はCDになっています。同じ題材を扱ったフランス映画『偉大なるマルグリット』(カトリーヌ・フロ主演/2月公開)もありますが、不実な夫にマルグリットが苦しみ、さらに歌に打ち込んでいるのが哀しいです。
史実に近いのはこのイギリス版のようで、夫シンクレアとの夫婦愛が描かれています。持病はあっても夢を捨てずに前向きなフローレンスと、演じるストリープの魅力がないまぜになって、元気の出る作品でした。これまで知らなかったサイモン役のコズメ・マクムーンがとても愉快で、しかも本当にピアノを弾いているのに驚きました。吹き替えではなく子どもの頃からピアノを習っていたそうです。(白)


2016年/イギリス/カラー/シネスコ/111分
配給:ギャガ
(C)2016 Pathe Productions Limited. All Rights Reserved
http://gaga.ne.jp/florence/
★2016年12月1日(木)TOHO シネマズ 日劇ほか全国公開
posted by shiraishi at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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