2016年10月01日
イエスタデイ(原題:Beatles)
監督:ペーテル・フリント
原作:ラーシュ・ソービエ・クリステンセン
脚本:アクセル・ヘルステニウス
音楽:マグネ・フルホルメン(a-ha)
出演:ルイース・ウィリアムズ(キム)、ホーヴァルド・ヤクヴィッツ(セブ)、オーレ・ニコライ・ヨルゲンセン(グンナー)、スサンネ・ブーシェ(セシリア)
1967年、ノルウェーのオスロ。高校生4人組のキム、セブ、オラ、グンナーは、ビートルズの最新LP『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に衝撃を受ける。自分たちも“スネイファス”というバンドを結成する。楽器も不揃いだけれどめげずに練習に励んでいる。
ポールに憧れ髪型も真似しているキムは、映画館で初めて会った少女にキスされて以来、住所も知らない彼女に手紙を書き続ける。転校してきた美少女セシリアともちょっとだけ近づいた。ジョンと同じギターを持ちたいと夢見るグンナーは、実家の食料品店の手伝いをしてお金を貯めている。
ビートルズに憧れるノルウェーの少年4人。当時どこの国でも同じように音楽に目覚め、胸を熱くした若者たちがいたはずです。原作者のラーシュ・ソービエ・クリステンセンは1953年生まれなのでまさにそうだったのでしょう。
キャストのうち、セシリア役のスサンネ・ブーシェは俳優ですが、4人はオーディションで見つけた素人ばかり。特にポールに似たルイース・ウィリアムズに出会ったのはラッキーだったと監督。彼は演技はもちろんベースギターの演奏も初めてだったそうで、劇中では役と同じにだんだん上手になっていくのがわかります。ビートルズの名曲をバックに少年たちの成長が描かれていて、ビートルズ世代のシニアたちが懐かしく観られるのはもちろん、青春ただなかにいる若い人たちも共感できる作品です。
ノルウェーのポップグループ“a-ha”のマグネ・フルホルメンが音楽監督をつとめています。(白)
2014年/ノルウェー/カラー/シネスコ/114分
配給:マクザム
(C)2014 Storm Rosenberg. All rights reserved. Exclusively licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan Distributed by MAXAM INC.
http://yesterday-movie.com/
★2016年10月1日(土)、新宿シネマカリテほか全国順次公開
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