2016年09月24日

神聖なる一族24人の娘たち   原題:Nebesnye zheny lugovykh mari  英題:Celestial Wives of the Meadow Mari

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監督: アレクセイ・フェドルチェンコ
出演:ユーリア・アウグ、ヤーナ・エシポビッチ、ダリヤ・エカマソワ、オリガ・ドブリナ

500年もの間、ロシア西部のヴォルガ河畔で独自の言語と文化を保ってきたMari(マリ)人たち。ロシア連邦の中でも際立って特異な民族で、どこにもない宗教や世界観を持つ彼らの住むマリ・エル共和国は、まるで魔法のような世界。
10代から老婆まで、O(オー)で始まる名前の24人の女性たちが、「生」や「性」にまつわる自分の物語を語る。
理想の夫を選ぶ目を養うためにキノコの形を丹念に調べるオシュチレーチェ、か細い身体を豊満にするための儀式を受けるオシャニク、夫の股間の匂いを嗅いで浮気の確証を得ようとするオーニャ、夫に恋した森の精霊に呪いをかけられてしまうオロプチー・・・

マリ人のことを初めて知り、興味津々でした。ウラル語族系民族で、「マリ」という語には、《夫、男》という意味があるそうです。マリ語は、フィンランド語やハンガリー語と同系統のフィン・ウゴル系。伝統的に、人間と自然とが密接に繋がっていると考える自然崇拝とのことで、日本人にも相通じるところがあるような気がします。

アレクセイ・フェドルチェンコ監督は、民俗学者で作家のデニス・オソーキンと組み、マリの伝承や慣習をモチーフに女性たちの物語を作り上げ、マリ・エル共和国に移り住んで1年かけて撮影。四季折々の風景の中で女性たちが語る話には、ちょっと大胆な性にまつわる話もあって、実におおらか。
O(オー)で始まる名前にこだわったのは、“O”という文字が、車輪のような形で、太陽のようにも見え、なんといっても単純に美しいからだそう。
なんとも摩訶不思議な世界でした。 (咲)


配給:ノーム
2012年/ロシア/106分/カラー/DCP
公式サイト:http://24musume-movie.net/
★2016年9月24日(土) シアター・イメージフォーラム他、全国順次ロードショー

posted by sakiko at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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