2016年09月11日

校庭に東風吹いて

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監督:金田敬
原作:柴垣文子「校庭に東風吹いて」(新日本出版社:刊)
脚本:長津晴子
撮影:飯岡聖英
音楽:山谷知明
出演:沢口靖子(三木知世)、岩崎未来(蔵田ミチル)、向鈴鳥(安川純平)、村田雄浩三木真治)、星由里子(三木ハル江)、遠藤久美子(蔵田富子)、柊子(安川理恵)

三木知世は転勤で家から遠い小学校に配属になり、3年生の担任となった。受け持ったクラスには場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)のミチルがいた。ミチルは家では話せるのに、外に出ると声が出ず、学校でもうつむいたまま。問いかけに答えられず、歌うことも絵を描くこともない。一人では何もすることができず、いつも友達が寄り添っていた。
問題行動の多い純平は、離婚した母親と二人暮らし。働きづめの母親は純平の世話が行き届かない。教室に飛び込んできた小鳥がきっかけで、ミチルと純平は少しだけ近づいていた。
知世は強い熱意と愛情を持って子どもたちに接していく。

東風と書いて「こち」と読みます。春に吹く爽やかな風のことで、この作品にはその風が吹きわたります。9年ぶりの映画出演で、子どもの頃先生になりたかったという沢口靖子さんが、理想の教師像に近いという知世先生を愛情いっぱいに演じています。
ミチル役の岩崎未来ちゃんは『劇場版 びったれ!!!』(2015年/金田監督)では田中圭さん、『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)では松田龍平さんの娘役を好演していました(イケメンのパパばかり)。向鈴鳥(むかいすずと)くん始め、30人の生徒たちも映画に元気を与えています。母親役の星由里子さんら家族との京都弁のやりとりがやさしく、暖かみをさらに増していました。ロケ地は原作の舞台と同じ京都府相楽郡にある南山城村。京都にある唯一の村で、宇治茶の産地だそうです。
今の小・中学校に、子どもの力を信じて寄り添う知世先生がたくさんいてくれますように、と願いつつ。(白)


2016年/日本/カラー/ビスタ/112分
配給:ゴーゴービジュアル企画/映画「校庭に東風吹いて」製作委員会
(C)2016 映画「校庭に東風吹いて」製作委員会
http://www.ggvp.net/kochi/
★ 2016年9月17日(土)ポレポレ東中野ほか全国順次公開
沢口靖子さんインタビューをHP特別記事にまとめて掲載しています。
posted by shiraishi at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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