2016年09月11日

だれかの木琴

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監督・脚本:東陽一
原作:井上荒野
撮影:辻智彦
出演:常盤貴子(親海小夜子)、池松壮亮(山田海斗)、佐津川愛美、勝村政信、山田真歩

小夜子は優しい夫と中学生の娘との3人家族。念願の一戸建てに引っ越してきたばかり。専業主婦でこれと言って不満も不自由もなく暮らしている。初めて訪れた美容院で担当になった若い男性美容師に会うまでは。山田海斗という名の彼から、登録した小夜子の携帯アドレスにお礼のメールが届いた。顧客みんなに出している営業メールだったが、小夜子は返事を出した。海斗がメールの件を話すと、店長は常連客になるだろうから大切にしろと言う。いくらも経たないうちに小夜子はまた美容室を訪れ、海斗を指名する。

今年82歳になられる東陽一監督最新作。「演出しないのが僕の演出」という東監督、いい役者さんが揃ったようです。池松壮亮くんが年上の主婦・常盤貴子さんに粘着されて戸惑います。美容師さんには髪ばかりではなく、その間だけ全部預けている気がします。特別愛想がいいわけでもない海斗に小夜子の心が傾いて、メールをやりとりしたことで方向が定まってしまいました。いち早くその気配をキャッチしたのが海斗の恋人。大騒ぎする佐津川愛美さん、ロリータ衣装もよく似合って可愛かったです。
小夜子は感情を表に出さず、寡黙で夫への言葉遣いも丁寧です。夫との間の心のスキマに、海斗がちょうど現れただけじゃないでしょうか。どうしても手に入れたいわけじゃない。夫はうまく浮気を隠しているけれど、小夜子は不器用でまっすぐ。どんなカップルでも時間が経てば二人の距離は変化します。自分の足元にもそんな陥穽があるかも、ご用心!(白)


2016年/日本/カラー/ビスタ/112分
配給:キノフィルムズ
(C)2016「だれかの木琴」製作委員会
http://darekanomokkin.com/
★ 2016年9月10日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国ロードショー
posted by shiraishi at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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