2016年07月03日

暗殺   原題:暗殺  英題:Assassination

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監督:チェ・ドンフン(『10人の泥棒たち』)
出演:チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、オ・ダルス、チョ・ジヌン、チェ・ドクムン、

1911年、京城(現ソウル)。ソンタクホテルで会食中の寺内総督を狙う暗殺事件が起こる。同席していた親日派の実業家カン・イングクは総督の命を救う。一方、反日感情を抱くカン・イングクの妻は暗殺犯の独立運動家ヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ)を逃がす。そのことを知ったカン・イングクは妻を殺害する。その騒動の中で、カンの双子の娘の一人が行方不明になってしまう。
1933年、中国・杭州。日本からの独立を目指す韓国臨時政府。独立運動家キム・ウォンボン(チョ・スンウ)と警務隊長となったかつての暗殺実行犯ヨム・ソクチンは党首の命を受け、日本政府要人と親日派を暗殺する為、独立軍最高のスナイパーのアン・オギュン(チョン・ジヒョン)、速射砲((チョ・ジヌン)、爆弾専門家(チェ・ドクムン)の3名を上海に呼び集め暗殺団を結成する。襲撃実行は、京城の三越百貨店での対日協力者カン・イングクの娘の結婚式。ところが暗殺計画は日本側に筒抜けだった。しかも、何者かが巨額の報酬でハワイ・ピストルと呼ばれる殺し屋(ハ・ジョンウ)に暗殺団3名の殺害を依頼していた・・・

韓国では、日本よりの独立から70年を迎えた2015年夏に公開され、韓国映画史上歴代7位の1270万人を動員する大ヒット。韓国の芸能ニュースでイ・ジョンジェやハ・ジョンウのインタビューを観て、これは是非観たいけど、抗日ヒーローを描いたドラマ「カクシタル」が日本で放映されないこともあって、日本公開は無理かなと諦めていた作品。
観てみたら、本作は支配者である日本人よりも、祖国を裏切った対日協力者に焦点をあてていて、これならば日本公開も納得の内容。
イ・ジョンジェ演じるヨム・ソクチンは、独立政府の警務隊長でありながら、日本の密偵でもあるという役どころ。さすが演技派イ・ジョンジェ、そこかしこで、上手い!とうならせてくれます。「なぜ裏切った?」と聞かれて「まさか独立すると思わなかった」とひょうひょうと答える姿に惚れ惚れ! 
怪しい殺し屋のハ・ジョンウも、いつもながらグッとくる魅力。殺し屋の相棒の爺や役のオ・ダルスも、登場するだけで笑わせてくれます。暗殺団の速射砲役のチョ・ジヌンも、人間味溢れて好感が持てます。臨時政府の重鎮役のチョ・スンウは、出番は少ないのに、存在感があって、美味しい役どころ。抗日派を支えるアネモネ・カフェのマダム役のキム・ヘスクも貫禄たっぷり。
でも、なにより本作では、最近ママになったチョン・ジヒョンの華麗なアクションが素晴らしい。双子役で、スナイパーとしてのキリリとした姿と別に、結婚式を迎えるしとやかなお嬢様の姿も見せてくれます。
抗日が背景にあるけれど、まさしく韓国らしいダイナミックな娯楽大作。(咲)


2015年/韓国/139分/5.1ch/デジタル/カラー
配給:ハーク
公式サイト:http://www.ansatsu.info
★2016年7月16日、シネマート新宿、シネマート 心斎橋ほか全国順次公開
posted by sakiko at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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