2016年06月26日

日本で一番悪い奴ら

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監督:白石和彌
原作:稲葉圭昭「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社刊) 
脚本:池上純哉
撮影:今井孝博
音楽:安川午朗
出演:綾野剛(諸星要一)、YOUNG DAIS(山辺太郎)、植野行雄(アクラム・ラシード)、矢吹春奈(田里由貴)、瀧内公美(廣田敏子)、青木崇高(栗林健司)木下隆行(加賀谷力)、音尾琢真(国吉博和)、ピエール瀧(村井定夫)、中村獅童(黒岩勝典)

諸星要一は柔道の腕を買われ、北海道警の刑事になった。正義感が強い諸星はまじめに勤めるが、点数主義の道警の中ではまったく成績があげられない。先輩刑事の村井はそんな諸星に「点数を稼ぐためには裏社会にS(スパイ)」を作れ」と助言する。暴力団幹部の黒岩、麻薬の運び屋の山辺、盗難車をさばくラシードらと次々に知り合い、手元に引き入れていく。しかし、それを維持していくには多額の現金が必要だった。

「日本で一番悪い奴ら、それは警察だった」という惹句に、そこに行きつくだろうというのは映画をたくさん見ていると予想がつくのですが、これがほんとにあったことだとは!しかも私の故郷北海道では有名な事件(2002年に稲葉圭昭が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕)だったようです。現職の刑事の覚せい剤使用、さらに銃刀法違反、さらにさらに芋づる式に子飼いのSたち、および警察内部の者が送検されることになりました。26年の間にこのまじめだった警官に何があったのか、『悪人』の白石和彌監督の手際で、まるで青春群像劇のように笑いもちりばめながら見せていきます。
悪に手を染めて黒くなっていくに従い、服装や態度がおっさん化していく綾野剛さん。綾野さんがテンパったという中村獅童さんの迫力にもご注目ください。例によって捉まるのはピラミッドの底辺の関係者。根深い問題は組織の体質だと思うんですけど。笑いもちょっと苦くなります。(白)


2016年/日本/カラー/シネスコ/135分/R15+
配給:東映、日活
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
http://www.nichiwaru.com/
★2016年6月25日(土)ロードショー
posted by shiraishi at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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