2016年04月03日
孤独のススメ(原題:Matterhorn)
監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス(フレッド)、ロネ・ファント・ホフ(テオ)、ポーギー・フランセン(カンプス)、アリーアネ・シュルター(旅行社の女性)
オランダの静かな田舎町。妻に先立たれ一人暮らしのフレッド。規則正しい生活を守り、教会通いも欠かさない。ある日、浮浪者とおぼしき男を家に招き入れ一緒に暮らし始める。何もしゃべれない男が、山羊を見るとメ〜と鳴き真似をして嬉しそうにする。子供達の誕生パーティーに呼ばれ余興をして小遣い稼ぎをしながら暮らす二人。やがて家の壁にゲイ差別をする落書きをされる。居住区には厳格なキリスト教信者が多いのだ。隣人の牧師も、フレッドに男との二人暮らしに意見する。
一方で、フレッドには一人息子がいたのだが、ゲイであることをカミングアウトしたことから追い出したという事情があった・・・
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014で『約束のマッターホルン』のタイトルで上映。最優秀作品賞を受賞。
(白)
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014で長編コンペティション部門で最優秀作品賞を受賞した折、主演俳優の一人、ポーギー・フランセンさんが登壇。
男との二人暮らしに意見する隣人の牧師役。実は羨ましく思っている節もあるという役どころ。映画の中では、ちょっと陰険で嫌なヤツなのですが、授賞式には、なぁんとビーチサンダルで登壇! 結構、いい人そう!
「寛容」ということを考えさせられる物語でした。
原題が、なぜ『マッターホルン』なのかは、ぜひ映画をご覧になって確認を。(咲)
2013年/オランダ/カラー/シネスコ/86分
配給:アルバトロス・フィルム
http://kodokunosusume.com/
★2016年4月9日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
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