2016年03月19日

光りの墓   英題:CEMETERY OF SPLENDOUR

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監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン(『ブンミおじさんの森』)
出演:ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー、バンロップ・ロームノーイ、ジャリンパッタラー・ルアンラム

タイ東北部イサーン。かつて学校だった仮設病院。原因不明の眠り病にかかった兵士たちがひたすら眠っている。知り合いの看護士を訪ねてきた主婦のジェンは、見舞いの家族がいない兵士イットの世話をすることになる。病室では、特殊な能力を持つ若い女性ケンが眠る兵士の魂と交信して彼らの家族を助けていた。
病室には、アフガニスタンの米兵にも効果があったという色と光によって治療する機械が設置される。瞑想の先生もやってくる。
ある日、ジェンはいつもお参りする湖のそばのお堂に祀られた王女様の像にイットの健康を祈った。数日後、ジェンは美しい二人の女性に出会う。二人はお堂の王女様で、このあたりには年千年も昔、王国の間で戦があり、病院は王様たちの墓がある場所に建っていて、王様たちの魂が兵士の生気を吸い取って、今も戦を続けているという・・・

映画の舞台は、監督の故郷、タイ東北部イサーンの町コーンケン。監督の両親は医師で、一家は病院の一角に居住していたそうです。そんな生い立ちが反映された作品。
昔々の王女さまが生きた姿(幽霊ですね)で出てくるのも、いかにもタイらしい。
これまでに観た監督の『トロピカル・マラディ』や『ブンミおじさんの森』よりも、わかりやすい作品でした。といっても、不思議な雰囲気に満ちているのですが。
ジェンを演じたジェンジラー・ポンパット・ワイドナーは、アピチャッポン監督作品でお馴染みの女優さん。静かな中に、秘めた迫力を感じます。(咲)


2015 年/タイ・イギリス・フランス・ドイツ・マレーシア/122 分/5.1 surround/DCP
配給:ムヴィオラ
公式サイト:http://www.moviola.jp/api2016
★2016年3月26日(土)シアター・イメージフォーラム他 全国順次公開


posted by sakiko at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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