2016年3月19日(土)18:30〜20:30
場所 渋谷女性センターアイリス(渋谷区文化総合センター大和田8F)
参加費無料 カンパ歓迎 先着50名 事前予約の必要はありません
女性監督が少なかった日本の映画界で、1960年代から道を切り開いてきた渋谷昶子監督。1964年にカンヌ短編映画祭で日本初のグランプリを受賞したのは、日紡貝塚のバレーボールチームが東京オリンピックを目指して激しい訓練に打ち込む姿をとらえた『挑戦』(1963)という作品。以後、『鏡のない家に光あふれ』や『Kaneko―兼子―』などのドキュメンタリー作品を中心に数多くの作品を作って来ました。そんな中から、『挑戦』と『大連と私』が上映されます。
『挑戦』
1963年/日本/34分/ドキュメンタリー/監督・脚本:渋谷昶子
電通映画社製作/カンヌ映画祭短編部門グランプリ
『大連と私』
2013年/日本/38分/ドキュメンタリー/監督・制作:渋谷昶子
主催 映像女性学の会
お問い合わせは、映像女性学の会・小野まで(mail:ycinef@yahoo.co.jp
090-9008-1316 fax03-3306-2762)
映像女性学の会 第35回上映会 チラシ
第35回上映会 ちらし.pdf
*シネマジャーナルでは、1年ほど前から渋谷監督の歩んできた道を文章で残そうと、病院に入院している渋谷さんとやり取りし、4回の連載にしようと企画していたのですが、この1年の間に渋谷監督は、ご自身で書くことができなくなり、50年以上渋谷監督と交流のある日笠宣子監督にお願いし、聞き書きの形で掲載することにしました。2月に発行されたシネマジャーナル96号には、<渋谷昶子監督 自身を語る>というエッセイが掲載されています。第1回目は「大連は私の原点」というタイトルで、まさに、今回上映される『大連と私』に対する思いを語っています。この原稿の掲載OKをもらうのに、日笠監督や三浦淳子監督と渋谷さんの病院を訪れたのは1月23日でした。その時はお元気そうだったので、その1週間後に亡くなってしまったのはショックでした。渋谷監督が亡くなり、このエッセイは未完で終わってしまったのが残念です。ご冥福を祈ります。
なお、このシネマジャーナル96号は、この上映会場にて販売されます。(暁)