2016年03月12日

インサイダーズ 内部者たち(原題:Inside Men)

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監督・脚本:ウ・ミンホ
原作:ユン・テホ
撮影:コ・ラクソン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:イ・ビョンホン(アン・サング)、チョ・スンウ(ウ・ジャン)ペク・ユンシク(イ・ガンヒ)、イ・ギョンヨン(チャン・ピル)、キム・ホンパ(オ・ヒョンス)、イーエル(チュ・ウネ)

大統領選の近づくソウル。権力を握ろうと暗躍する人々には絶好の機会。大企業ミレ自動車のオ会長は与党のチャン・ピルを後援、大金をつぎ込んでいる。祖国日報の主幹イ・ガンヒは、2人を結びつけ政治への参入を狙う策士で、アン・サングを手足として汚れ仕事をさせている。サングはガンヒの指示で、ミレ自動車から流出した極秘ファイルを追っている。コネがものをいう地検で出世の見込みが薄い検事のウ・ジャンフン。チャン議員の対抗馬に有利に働くミレ自動車の裏金の捜査を続けてきたが、証拠となる極秘ファイルはすでにサングの手に渡っていた。

政財界とマスコミが結託し権力を握るという、あったらイヤだけれどありそうな話。原作は『黒く濁る村』のユン・テホのウェブコミック。田村正和似のペク・ヨンシクは、優し気な見た目と違って実は腹黒、敵にしたくないマスコミ界の大物という珍しい役柄です。彼と手を組む財界と政治家を相手に、ゴロツキのサングと出世欲の強いジャンフン検事が、どう仕掛けるかが見もの。
派手なアロハ(しかも長髪)も高そうなスーツもよく似合ったビョンホンは、ウ監督とキャラを作りこみました。サングは暴力を振るうのも厭わないのですが、妙に人間臭くて意外にいいヤツです。重い題材なのに軽やかで笑える部分もあるのは、このビョンホンによるところが大きいです。歌を口ずさむ場面もあり、いい声ですよね。
チョ・スンウは『春香伝』(2000年)でのデビューが20歳で、今30代半ば。このところはミュージカル、テレビドラマに忙しかったようで、日本での映画公開は久しぶりです。オファーを何度も断った末の出演だそうですが、ウ監督は、原作にはないこのキャラを見事に立ち上がらせました。ラストまで目の離せないストーリーの巧みさと俳優の好演で、R指定(青少年鑑賞不可)にも関わらず観客動員数は800万人を越えました。180分のディレクターズ・カット版も公開されたそうで、そちらも気になります。あまり続編の作られない韓国ですが、この後の2人が観たい!(白)


2015年/韓国/カラー/ビスタ/130分/R-15
配給:クロックワークス
(C)2015 SHOWBOX AND INSIDE MEN, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
http://inside-men.com/
★2016年3月11日(金)TOHOシネマズ新宿他、全国ロードショー
posted by shiraishi at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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