2016年03月06日
エスコバル 楽園の掟 原題:Escobar: Paradise Lost
監督・脚本:アンドレア・ディ・ステファノ
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハッチャーソン、クラウディア・トレイザック、 ブラディ・コーベット、カルロス・バルデム、アナ・ジラルド
サーファーのカナダ人ニック(ジョシュ・ハッチャーソン)は兄のいるコロンビアを訪れる。青い空に白い砂浜。ニックは美しいコロンビア女性マリア(クラウディア・トレイザック)と恋に落ちる。ニックはマリアの敬愛する叔父パブロ・エスコバルに紹介される。国会議員として人望も厚い大富豪のエスコバルは、姪マリアの恋人を暖かくファミリーに迎え入れる。楽園のようなエスコバルの王国。やがて、ニックは楽園の裏の面に気づくが、簡単には抜け出せない世界だった・・・
貧困な家庭で育ちながら、1989年には世界7番目の富豪にのぼりつめた麻薬王パブロ・エスコバル。国会議員として様々な慈善事業に携わり、民衆に愛される一方、主導権を握った麻薬貿易を阻む者がいれば容赦なく抹殺した。そのエスコバルの世界に何も知らずに入り込んでしまった青年を軸に、恐ろしいエスコバルの裏の顔をあぶりだした物語。
姪のマリアにとっては、優しく気前のいい叔父。思えば、どんな悪人も、家族には愛すべき人。それはわかるが、このエスコバルという人物、筋金入りの悪者なのに、人々に愛され、今もお墓は崇拝の場なのだそう。よほど人当たりの良いイイ男だったのでしょう。
そして、コロンビアといえば、美人の多いところ。もっともマリアを演じたクラウディア・トレイザックはスペイン出身。純粋に叔父を信じる女性を好演しています。(咲)
2015年/フランス・スペイン・ベルギー・パナマ合作/119分/カラー
配給:トランスフォーマー
公式サイト:http://www.movie-escobar.com/
★2016年3月12日(土)よりシネマサンシャイン池袋他全国順次公開
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